ケンジロウです。リオからお届けしています。

女子の初日が終わりました。今日は一日中穏やかな天気で、少し湿気が多くてムシムシするような気候でした。

画像: ティショットを放つ大山。男子よりだいぶ前にティグランドが置かれていた

ティショットを放つ大山。男子よりだいぶ前にティグランドが置かれていた

日本の大山選手と野村選手は、ともに1番をボギースタートで、この先どうなることやらと思わせましたが、大山選手は5番で長い下りのパーパットをねじ込み、そこから息を吹き返しました。こちらがそのときの写真⤵

結局は全部で4つバーディを奪い、トータル1アンダーで19位タイでフィニッシュ。試合後のコメントです。

「日本代表として日の丸のウェアを着て、日の丸の寄せ書きの旗などを見て、すごく力強かったですし、やっとオリンピックの舞台に立てたんだなと思いながら、気持ちよくプレーできました。ボギー、ボギーってきたときは、日本代表としてきているのだから、良くも悪くも一生懸命やろうと前向きになってやりました。5番のパーパットが入ったのが大きかったですね。6番からやっと腕と体の同調ができるようになって、それまでは手の力に頼って打っていました。今日のゴルフは、自分の中では100点に近いプレーでしたね」(大山)

画像: 野村の組にはカピバラの珍客も

野村の組にはカピバラの珍客も

一方の野村敏京選手は、4番から4連続バーディをとり、その後11番、12番でボギーもありながら、最終的に2アンダーの11位タイ。試合後のコメントです。

「前に出場したインターナショナルのチームマッチのときはもっと緊張していましたね。今回のオリンピックは個人戦なので、そんなに何かが違うというのはなかったですね。一緒に回っている選手もみんなLPGAにいつもいるひとたちですからね。2アンダーと言うスコアはいいと思います。トップも5アンダーなので(野村がホールアウトした時点で)、まだ上を狙える位置にいます」(野村)

画像: 18番はティショットを右に曲げたが、そこからリカバリーしてナイスパー

18番はティショットを右に曲げたが、そこからリカバリーしてナイスパー

さて、上位選手のメンバーですが、やはりというか、世界ランク上位選手が占めていますよね。1位6アンダーのジュタヌガン(タイ)は世界ランク2位、2位タイ5アンダーのパク・インビ(韓国)は世界ランク5位、2位タイのキム・セヨンは世界ランク6位です。世界ランク1位のリディア・コーは2アンダーで野村と同じ11位タイで少し出遅れました。

画像: こちらがトップのタイ代表・ジュタヌガン

こちらがトップのタイ代表・ジュタヌガン

明日は午後から雨が降る予報も出ています。7時52分スタート(日本時間の19時52分)の野村はおそらく雨に関係なくプレーできるでしょう。9時36分スタート(日本時間の21時36分)の大山は後半で少し雨の影響を受けるかもしれませんね。

2人とも今日のいい流れで明日につないでいきたいですね!(^^)!

画像: 17番、五輪マークのあるホールでティショットを放つ野村敏京

17番、五輪マークのあるホールでティショットを放つ野村敏京

頑張れニッポン!

さて、大山選手が「腕と体の同調」と言っていましたが、これはレッスン用語でよく使われる言葉。実は大山選手から、なぜこの言葉が出たかと言うと、一昨日の丸山コーチと大山選手の間でまさにそのレッスンのやり取りがなされたからです。

こちらがそのときの写真。

画像: 丸山コーチのレッスンにも熱が入る

丸山コーチのレッスンにも熱が入る

大山選手は丸山選手にこんな質問をしていました。

「フェースをシャットに上げるクセがあり、少しかぶって入ってくるのが嫌なんです」

それに対して丸山コーチは、

「そうだね、志保ちゃんはバックスウィングでちょっと手先を使ってあげる傾向があって、手首の角度がいきなり折れて上がっているよね(左手が手の平側に折れる)。バックスウィングでもっと体と腕を同調させてあげた方が、インパクトが安定してくるはず」と答えていたのです。

画像: 手と体が同調して上がれば、フェースはこのぐらいでスクェアと丸山プロが解説

手と体が同調して上がれば、フェースはこのぐらいでスクェアと丸山プロが解説

試合の直前にこんなレッスンを始めて大丈夫かな~!?と思ったのですが、どうやらそのレッスンが今日の初日は功を奏したみたいですね。序盤は珍しくドライバーが曲がっていたのが、6番ホール以降は収まりましたからね。

実は丸山コーチ、ロブショットの打ち方も大山選手に伝授していました。

画像: 躊躇することなく振り切るように!と丸山コーチ

躊躇することなく振り切るように!と丸山コーチ

「志保ちゃんはほんと根掘り葉掘りいろんなことを聞いてくるので、その都度答えて上げてますよ。ロブショットに関しては、余り今までやってこなかったみたいですね。フェースを開いてヘッドスピードを上げてしっかり振り切る打ち方というのは、どうしても必要なケースが出てきますからね。フェースをうまく開ける選手と言うのは強いんですよ」(丸山コーチ)

そう言って、お手本を見せていました。

丸山エキスがたっぷり詰まった大山選手、明日も教わった技術やマネジメント力で、コースを攻略してほしいデスね。野村選手も含め、ほんと期待してますよ~!(^^)!

画像14: 【リオ五輪女子ゴルフ速報】大山も野村もメダル圏内!(^^)!丸山コーチの教えが効いた⁉︎


バーディを獲って、丸山コーチと大山選手がグータッチ。明日はもっといっぱいこのグータッチが見たいですね!(^^)!

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