スウィング中、
肩が邪魔になるのを防ぐには?

三好 ちょっと聞きたいんですが、中部さんはアドレスでの自分のチェックポイントをいくつか挙げられましたね。そのひとつはグリップが自分から見て、左のシューズにかかるかどうか。

中部 今はやっていませんが、ひざの角度がどうかということを気にしましたね。しっくりくるかどうか…。

三好 しっくりこないときは、どっちかのひざが伸びているわけですね。

中部 あとは頭の角度。特に、頭を起こす(頭が前に垂れないで、多少あごが上がる)ことを考えます。頭を起こしておかないと、スウィング中、肩が上がっちゃうんです。

三好 でも、それは体型の問題じゃない?その人の持って生まれた体つき。首の長さや腕の長さにしても同じじゃないから。特に日本人の場合は、決定的に首の長さが西洋人と比較すると短い。

中部 それは、いいスウィングをすると首筋も伸びるということじゃないですか。伸びるからよけい長く見えるのと違いますか?

画像1: スウィング中、 肩が邪魔になるのを防ぐには?

三好 うーん、そうじゃないと思う。よくバックスウィングのトップで、左肩があごの下まで入ってきているでしょう。肩が入ることでウェアの袖のところが汚れる、あれです。

特にワトソンとかバレステロスの場合、トップが高く、肩もちゃんとあごの下に入っている。それが日本のプロなんか見ていると、あそこまで入ってこない。それは日本人の首が短いから、肩が邪魔になるんじゃないかという気がする。

中部 そうではないですよ。それは首の使い方が違うんですよ。じゃ、極端ないい方ですが肩の位置があごと同じだったら当たるかもしれません。でも、そんな首のない人はいない。いくら首が短くても、あごに当てないで肩を回すことは、いくらでもできるはずです。肩をあごの下に通すのに、首の長さは絶対に関係ありませんよ。

三好 そうかなぁ。僕は信じられないな。

中部 つまりスウィング中の、肩の使い方ひとつですよ。それに頭の角度が落ちすぎているかどうかも問題ですね。

三好 うん。それはね、体の柔らかさだとか、その他いろんな関係もあるでしょう。自分自身で言えば、40歳半ばでゴルフを始めたわけで、筋肉、関節など全部硬くなっているから、もうそういった手の位置が高いトップをつくろうったって、土台つくれないわけですよ。体が言うことを聞いてくれないんだから(笑)。

で、僕の手の位置はここ(右肩よりやや上の高さ)までしか、どんなことをしても行かないわけ。ところが20代のころのクレンショーやトム・ワトソンを見ていると手がはるか上まで、あごも十分入っているんだね。

画像2: スウィング中、 肩が邪魔になるのを防ぐには?

中部 だからそれは首の長さではなく、やはり体の柔らかさですよ。柔軟性から来る。

三好 柔軟性だけですかね。それだけじゃないと思うんだけど…。

中部 いやいや、柔軟性です。確かに私なんか、肩が角張っていて、いかり肩で、なで肩の人なんかうらやましいと思いますよ。なで肩の人は、放っておいてもボールをうまくとらえられるしね。

つまり、私のようないかり肩だと、ちょっと力を入れて打とうとすると、下手をすると肩が上がってしまう。従って、肩を上げない、いからせ過ぎないようにする努力が、ひとつ増えてしまうんですね。トップで、まず左肩があごに当たらないように、右肩もいかり過ぎないように…そういう動き、筋肉の使い方を研究したわけです。だから首の長さと肩が当たるかどうかは関係ないんです。

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