ケンジロウです。リオからお届けしています。
女子の2日目が終わりました。今日も一日中穏やかな天気でした。「男子に比べたら凪だった」と丸山コーチが言うくらい、ほとんど風が吹いていない状態で、みんなどんどんとスコアが伸びていきました。
終わってみれば、パク・インビがトータル10アンダーで単独首位。2位はステーシー・ルイス9アンダー。3位タイにチャーリー・ハルとブルック・ヘンダーソン。普段の米LPGAのおなじみの顔になってきましたね。
今日5アンダーとスコアを伸ばしたパク・インビは、
「私たちはラストの1組前に出たのに、風がほとんど吹かなくって凄くラッキーでした。この運をいかして、今日はいいスコアで回れたと思います。でもまだ二日が終わっただけで、このあとどうなるかはわかりません」とコメント。
やはり距離がさほど長くなく、グリーンが11フィートぐらいなので、グリーンには止めやすい。その上に風が無かったので、みんなスコアを伸ばしてきたんでしょう。実際にステーシー・ルイスは、今日63というビッグスコアを出しました。
さて、日本人選手の情報です。
朝の7時台にスタートした野村敏京は、2番でボギーを打ったものの、その後3バーディで本日2アンダー、トータル4アンダーとスコアを伸ばしました。
トップとの差は6打差。まだまあ上位を狙える位置にいます。試合後の彼女のコメント。
「ショットもパットも今日は良かったです。パットのラインの読みもよくなってきています。13番の3㍍ぐらいのパーパットも難しかったんですが、最初にフック、次にスライスというのも読み切りました。優勝スコアは12アンダーぐらいと予想しているので、私も明日は4アンダーを目標に頑張りたいです」(野村)
取材を受けた後に関係者からいっぱいバッヂをもらって嬉しそうな野村。特にテレビ東京が配っているピカチュウのバッヂがお気に入りだとか。
「ポケモンGOにはまっていて、実はいまレベル12なんです。まだブラジルに来てからはやってないですけどね(笑)」(野村)
一方の大山選手は、前半3つのバーディを奪い前半は3アンダーで終えたのですが、ボギーを2つ叩いた後に13番でダブルボギー。
最終的には18番でバーディをとって、本日イーブンでホールアウト。明日へ望みをつなぎました。
試合後のコメントです。
「9番まではパターが良すぎて、うまく丸山コーチに教わったように打てていました。でも10番でバーディが欲しくて狙いにいってしまい、3パットしてしまいました。そして12番も3パット。気持ちが入って、バーディ、バーディとやりすぎるとこうなってしまうんですね。最後のバーディは明日につながりますね。まだまだ諦めていないので、明日は上を目指してやるしかない。ハマれば(ステーシーのようなビッグスコアも)出ると思います」(大山)
2人ともメダルを目指してあと2日頑張ってほしいデスね。日本は今メダルラッシュですから、なんとかゴルフからもメダルを出してほしい(*^^)v
頑張れニッポン!
さて、昨日は大山選手が丸山コーチに受けたレッスンの話を書きましたが、今回はそのパター編。今日のコメントでも言っていましたが、丸山コーチからパターの技術的な教えも受けていたんです。
今日のホールアウト後も2人でこんな練習をしていました。こちらがその写真。
しっかりとインサイドインで打つ練習のように見えますね。
大山選手によれば、「パットで引っかけてしまうクセがあるので、フォローの出し方を教わったんです」とのこと。
手元がどうしてもフォローで外(アウトサイド)に出やすくて、インサイドアウトのような打ち方になっていたそうです。インサイドアウトの軌道で打ちながらインパクトでフェースが少しかぶっていたんですね。それで引っかけていた。
この写真の丸山コーチのように、パットはフォローでしっかりと体の内側に手元がくるように打たないといけないんですね。こうすればストロークが安定してくるので、インパクトも安定してくる。ショットもそうですけど、パターも手と体が同調して動かないといけないんですね( ..)φメモメモ
今日の前半のハーフはストロークが完璧だったように思えます。後半に少し歯車が狂った部分を、こうしてホールアウト後に練習して修正するわけえですね。
大山志保、まだ諦めていませんよ。ムービングサタデーならぬ、“ムービングフライデー”。明日の巻き返しに期待がかかります!