「ボクたちのジュニア時代」では、現在第一線で活躍するプロのジュニア時代の思い出をご紹介します。

第1回は、手嶋多一プロ

画像: 通算8勝 20年連続シード保持(2016年現在)は現役選手では最長

通算8勝
20年連続シード保持(2016年現在)は現役選手では最長

「ドロー打ちの名手」としても知られる手嶋プロ。子供の頃の研究テーマは「どうすれば遠くに飛ばせるのか」でした。どのようなジュニア時代を過ごしたのか、手嶋プロ本人に語ってもらいました。

ゴルフを無理に強いなかった親に感謝です

親が練習場を始めたのがきっかけ

小学生の低学年頃かな?親が練習場を始めたのをきっかけにゴルフを始めました。思いのほか面白くて、のめりこんでいきましたね。今と違って『ジュニア用クラブ』なんてなかったから、母親のお古のクラブ を短く切ってもらって使っていたんですよ。(手嶋プロ)

独学で磨いたスウィング

最初の指導者は父親だったのですが、技術について細かいことは教えてくれませんでしたね。「とにかく遠くへ飛ばせ」と。どうやったら遠くへ飛ぶのかを自分なりに考えながらやっていました。今のジュニアの子たちは、コーチに教えられているからスウィングがきれい。でも僕は細かく教えてもらわなかった。だから自分でスウィングを磨いたんです。

ベテランと呼ばれる年になってもキレのあるショットは健在

ゴルフをやめた時期も・・

ゴルフを一番楽しいと思えたのは、夏休みに朝から晩までずっと球を打ち続けたこと。ただ楽しいんだけど、ゴルフは個人競技だし、親といつも一緒だったので友達ができなかったんです。そもそもジュニアゴルファーが少なかった時代でしたから。知らないおじさんたちとラウンドするのに違和感を覚えていました。そういうのが嫌で一度ゴルフをやめたことがありました。

それでも親は引き止めなかった

「やめたい」と言ったら、やめさせてくれたんです。それがとてもありがたかったですね。「ゴルフだけやってろ」と引き止められていたら、僕はゴルフを続けていなかったでしょうね。後にゴルフに戻ったということは、結局僕自身ゴルフが好きだったんでしょうね。

今のジュニアゴルファーたちへ

今僕は父親になっていますけど、子供にゴルフをやらせようとは思っていないです。ゴルフをして欲しいとは思いますけど、プロにさせるかは別問題。親主導で子供をプロゴルファーにしようというのは、ちょっと違う気がしますね。ある程度レールを敷いてあげることは大事ですが、プロになるのがすべてじゃない。ゴルフには色んな人との出会いがあるし、プロになれなくても人生に生かせることはたくさんある。子供たちにはもっと心からゴルフを楽しんで欲しいんです。

画像: 2001年日本オープン選手権で国内メジャーを初めて制覇したとき

2001年日本オープン選手権で国内メジャーを初めて制覇したとき

最後に、ゴルフは個人競技だから、自分ひとりでやってると思いがち。でも実はそうでないことを感じてほしいんです。多くの人に支えられているんだという気持ちを忘れずに腕を磨いてほしいですね。

※月刊ゴルフダイジェスト2014年9月号より

キャロウェイ

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