「基礎体力」の維持が最重要課題

年齢を重ねてくると、人間誰しも若いころのようには体が動かなくなります。でも、生涯スポーツであるゴルフは、還暦を過ぎても十分現役。まだまだ20年以上プレー出来ます。

とはいえ、飛距離が落ちたり、思うようなプレーが出来なくなるのは悲しいですよね。

「最近、飛ばなくなったな」「体が動かなくなったな」と思う人はどうしたらいいのか、石渡俊彦プロに聞きました。

解説してくれる人

画像: 石渡俊彦プロ 技術、道具、フィジカルから多角的にレッスンを展開。2004年ゴルフダイジェスト社「レッスン・オブ・ザ・イヤー」受賞

石渡俊彦プロ
技術、道具、フィジカルから多角的にレッスンを展開。2004年ゴルフダイジェスト社「レッスン・オブ・ザ・イヤー」受賞

細かいことよりもまず「基礎体力」の維持が重要です。スポーツでは、すべての土台に「基礎体力」があり、その上に「専門体力」と「技術」がピラミッド状に積み重なっています。

「基礎体力」とは、日常生活を快適に過ごすことができる基本的な体力。

「専門体力」とは、飛距離を出す、18ホール安定して力を出すなど、ゴルフをする上で必要になる体力。

「技術」はショットの精度を始めとする、ゴルフのテクニックのことです。

この土台である「基礎体力」が衰えてしまったら、その上に乗っている「専門体力」や「技術」も必然的に小さくなって、練習の成果も小さくなってしまうのです。

今回は、この「基礎体力」のうちでゴルフに大きく関係する柔軟性をチェックしてみましょう。

まずは柔軟性をチェック

画像: まずは柔軟性をチェック

肩まわりの柔軟性

仰向けに寝て両腕をバンザイしてみましょう

画像1: 仰向けに寝て両腕をバンザイしてみましょう

トップの大きさに影響する肩関節と広背筋や大胸筋の柔軟性をチェックしてみよう。仰向けに寝た状態からひじを伸ばしたまま、腕をバンザイ。腕が地面につけばOKです。

ベタっとつけばまだ若い。どこまで行くかチェックしてみよう。

画像2: 仰向けに寝て両腕をバンザイしてみましょう

上体の柔軟性

椅子に座って上体を捻転

上体の捻転量を左右する脊柱まわりの柔軟性をチェック。椅子に座って両手をクロスそて肩に当て、下半身を動かさないように上体だけを右、左に回しましょう。

骨盤を正面に向けたまま、上半身だけをねじるように回すのがポイント。

45度未満は、かなりピンチです。ピンチ状態にある人は、老化が進んでいますよ。

画像: 椅子に座って上体を捻転

若い「あの頃」を取り戻すための、カラダ作りをチェックして、ぜひ実践してみましょう!後編では、基礎体力に必要なトレーニングをご紹介します。

2013年月刊ゴルフダイジェスト5月号出典

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