ひと昔前に比べると女子プロの飛距離は平均で約20ヤードも伸びていると言われています。クラブやボールが進化したこともありますが、それ以上に彼女たちは“飛ばすコツ”を知っているのです。
かわいいルックスで、男子顔負けの飛距離を誇る藤田光里プロは「遠くへ飛ばすには、インパクトでどれだけパワーを伝えられるかが重要」だと言います。
今回は藤田プロに「飛ばしのポイント」をレッスンしてもらいましたので、ご紹介します。
飛ばしのポイント① 右足の粘り
「インパクトでパワーを伝えるために、まず大切にしているのが『右足の粘り』です」(藤田プロ)。藤田プロは、ダウンスウィングで右足が浮かないようにジッと我慢して、インパクトで一気に蹴り上げることで、溜まっているパワーを爆発させているのです。
飛ばしのポイント② ヘッドを低く動かす
ヘッドを低く動かすことで、インパクトゾーンが長くなります。フェースにボールがくっついている時間が長いため、体全体で押し込むことができるのです。
飛ばしのポイント③ 左の壁を作って腕を走らせる
体が左へ流れると、インパクトで力が伝わりません。左の壁を意識して、体が開かないように回転しましょう。体が開いていないということは、パワーが溜まっている状態といういこと。インパクトではそのパワーを解放して、最大限の力をヘッド、そしてボールに伝えているのです。
藤田プロの場合、ダウンスウィングで右足が粘ってインパクトで一気に蹴り上げるのは、ドライバーショットに限ったことではありません。「基本的にはアイアンショットも同じです」(藤田プロ)とのこと。皆さんもぜひ、右足の「粘り」そして「蹴り」を意識して練習してみてはいかがでしょうか。
※月刊ゴルフダイジェスト2014年7月号より