「全日本ショートコース選手権」関東E予選 竜ケ崎ショートコース(茨城県)のヤーデージブックが完成しました。
コースは本コースと同じく芝から打てるティグランドに池や適度なアップダウン、グリーンの大きさも比較的大きくて、どこをとっても本コースのパー3を集めたような本格的なショートコースです。
圏央道「阿見東IC」から10分とアクセスもよく、名門「龍ヶ崎カントリークラブ」や「阿見プレミアムアウトレット」がすぐ近くにありますよ。
ヤーデージブック活用法
ヤーデージブックではまず、ホールのレイアウトを見ます。OBや1ペナ、ハザードなどの危険地帯の位置を確認して狙う場所を決めましょう。
次に距離を読み取りましょう。OBやバンカーなどのハザードまでの距離、グリーン手前エッジと奥のエッジまでの距離を確認します。奥にオーバーすると寄せにくいことが多いので気をつけましょう。
選択したクラブのキャリーの距離を把握することが大切です。例えばAWのノーマルショットでは100ヤード飛ぶのか95ヤードなのか? ティグランドからグリーンエッジまでの距離を参考に自分のショットの距離をつかみましょう。ヤーデージブックを見れば実際に飛んだ距離も確認できます。経験を積み重ねることで距離感は磨かれます。
ヤーデージブックを見ながら、ラウンドの疑似体験をしてみましょう。どのクラブを持って、これくらいのスウィングで、狙いところを決めて、実際の距離をイメージしながら素振りしてみるのも楽しいですよ。
では早速、東コースの攻略法から解説します。東コースは3番ホールはありませんので8ホールとなります。
東コース9Hホール 1108Y
東コース 1番 111Y
フラットでフェアウェイは広いが、右のバンカーはあごが高く、しかも左側は池に向かって傾斜しているので要注意なホール。
しっかりとグリーンセンターに乗せたいので、1クラブ大き目を短く持ってコントロールショットで方向性を重視したい。グリーンの奥にオーバーすると砲台の高低差がきつくなるので、ピンが奥にあったとしてもあまり突っ込みすぎないのがポイントです。
東コース 2番 136Y/111Y
グリーン左はバンカーがあるが、このバンカーで止まらないと池に入る。グリーン奥の池まで10ヤード程度しかないのでオーバーも禁物。
グリーンは真ん中に尾根があって左奥と右手前で2つのエリアに分けられている。ピンの段を狙いたいところだが、ここはピンを狙いすぎずに乗せるならセンターから右サイドがベター。特に右からの風の時は左バンカーや左の池に十分注意が必要です。
東コース 4番 153Y/105Y
池越えのホール。池を越えてからグリーンエッジまで約15ヤードあるので、方向性を重視すれば池は怖くない。
左に巻くクセのある方は左の林に当たると池に入る可能性あります。狙いはグリーンセンターからやや右がベストでしょう。
東コース 5番 123Y
やや打ち下ろしで左に池のあるホール。左の池から逃げすぎると、右にあるかなり深いグラスバンカーにつかまる。グリーンエッジまでの距離感でセンター狙いがポイントです。
東コース 6番 123Y
ティから見て右の林にスライスして飛んで行くとトラブルになる。左サイドが狙い目。グリーンの傾斜は気にすることはないが、大きくはないので、センター狙いでも十分バーディチャンスになる。
東コース 7番 150Y/79Y
クラブハウスに向かって打ち下ろすホール。レディスティは池の前に設置してあります。距離はあるがグリーン周りも比較的やさしいので怖がらずにしっかりとフィニッシュまで振りぬきたい。風の影響を忘れずに考慮したい。
東コース 8番 146Y/116Y
東コースで一番難易度の高い打ち上げのホール。思ったよりも打ち上げていてグリーンまで届きにくい。だがグリーンが傾斜の強い2段グリーンで、手前のピンに対して奥に乗ると2パットは難しくなる。
しっかり打とうとして引っかけるとOBが待ち、上げようとして開くと右の林に入る。このホールは2番手大き目のクラブ選択が攻略のカギになりそうです。2段グリーンの奥でもいいと思って打つのが得策でしょう。
東コース 9番 167Y/80Y
打ち下ろしで距離のたっぷりある最終ホール。グリーン周りは穏やかなので豪快に打ち下ろしのショットを楽しんでください。花道からもフラットなので手前からも寄せやすくなっています。風向き次第ですが、打ち下ろしを考慮しすぎると届かないので距離感に注意が必要。
東コースは特に方向性を重視して攻めたいホールが多いです。クラブ選択や短く持ったりと距離と方向性を合わせる技を見せてください! 次回は西コース9ホールをお届けします。
%%敗者復活戦のエントリー開始は9月25日(月)となります。
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