週一で練習、月一でラウンドしているのに、ここ何年もベストスコアを更新できていないなんていう停滞ゴルファーは多いと思います。
それって練習が間違っているのでしょうか?
「そうですね。練習に行ってもナイスショットを求めて打つだけだったり、課題を持っていてもそれが間違っていたら意味がありません。腕前にもよりますが、ほとんどの人がかかえるスウィングの問題点があります。それは「肩の開き」です」。そう話すのは、石井忍プロ。
インパクトで肩が開いてしまうことで起きる問題は以下の3つ
・軌道が不安定になる
・ボールにパワーが伝わらない
・スウィングの再現性が低くなる
インパクトで肩が開いているということは、軌道もカットになっている場合が多く、スライスの原因にもなります。
そこで今回は石井忍プロに「肩が開く原因」と「肩を開かせないポイント」をレッスンしてもらいまいたので、ご紹介します。
肩が開く原因はコレ
原因1 上体で当てにいく
原因2 アーリーリリース
原因3 ハンドファーストすぎる
原因4 腕の振り遅れ
では、肩の開きを防ぐためのポイントをレッスンしてもらいましょう。
肩を後ろに向けて打つくらいの意識が必要(石井プロ)
ポイント① テークバックで腕を体の正面にキープする
ダウンスウィングで腕が遅れる人は、バックスウィングを腕だけで上げている可能性が高いです。腕を体の正面に保って上げていけば、腕と体が同調するから振り遅れもなくなります。
ポイント② 体の左側で打つイメージを持つ
体の正面ではなく左側でインパクトをするイメージを作り(写真1)、そのヘッドをボールのところに持っていくと、肩が閉じたインパクト(写真2)になります。この形を体で覚えましょう。
肩が開いてしまうと、フェースも開いて球に当たり、つかまらないだけでなく、飛距離もロスしてしまいます。「肩の開き」を直せば、スウィングの様々な問題点が解消されるのです!
※月刊ゴルフダイジェスト2015年6月号