ピッチ&ランといえば、アプローチの基本ですが、ピンにピタッと寄せるのが意外と難しいです。これまで横田英治プロからピッチ&ランの「打つ前のポイント」と「打ち方の基本」をレッスンしていただきました。
今回は普段の練習場でもできる「ピッチ&ラン上達ドリル」を教えてもらいました。

横田英治プロ
レッスン上手として定評がある
芝の上じゃなくてもピッチ&ランは練習できる
ドリル① ペットボトルの水を揺らさず素振りしよう

トップからの切り返しが最も水が暴れやすい

水はずっとボトルの下に溜まったまま
ペットボトルに3分の1くらい水を入れて、下に溜まった水が暴れないように素振りしましょう。コツは手首の角度を一定にすること。家でもできるこのドリルは、手首の動かし方、振り子の動きが身につきます。

クラブと一緒にボトルを持って球を打ってみる
慣れてきたら、ペットボトルとクラブを一緒に握って球を打ってみましょう。両手のひらで左右から挟み込むように持って振りましょう。
ドリル② 左手1本で“振り子”を身につける
お腹を意識してやってみよう
お腹を揺らして腕を揺らす感覚
左手1本でクラブを持って球を打つことで、左肩の支点を意識しやすくなります。親指の向きが変わるとスムーズに振ることができません。左肩から先だけを揺らすのではなく、左脚の曲げ伸ばしを使いながら、お腹を揺らしましょう。お腹の動きで左肩が振られる感覚が身につきます。
クロスハンドで打ってみよう
左手1本打ちが難しいと感じたら、右手が上、左手が下のクロスハンドグリップから始めましょう。右ひじを体の近くにキープする感覚が大切です。
ドリル③ 練習場の看板にぶつけないように狙う
転がりを想定して手前に落とそう
普段の練習場にある距離の看板をキャリーで狙う練習ばかりでは、距離感が身につきません。同じ看板を狙うにしても、転がりを想定して、PW、AW、SWそれぞれで落としどころを変えて、ぶつけないようにショットしましょう。
あとはリズムを意識してストロークしよう
イチ
二
サン
今回横田プロが教えてくれた3つのドリル。特にペットボトルを使った練習は家でもできますから、皆さんもぜひ試してください。
※月刊ゴルフダイジェスト2015年11月