バンカーから出すだけならなんとかなってもピンがバンカーから近い位置にあるとゆるんで上手く脱出できなかったり、力んでホームランしてしまう。いちばん簡単に寄せる方法ってなんだろう?
解説してくれるプロ
![画像: 川村亨プロ 1979年生まれ。東北福祉大ゴルフ部出身。2012年にプロテストをトップ合格した逸材](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2016/09/15/ff6132ecb3c6dad78809efc478cd7209a3fc2a4b_xlarge.jpg)
川村亨プロ
1979年生まれ。東北福祉大ゴルフ部出身。2012年にプロテストをトップ合格した逸材
「球を上げなくていいなら、上からドンと打ち込むのが簡単です」
川村プロはこう話すが、これだと転がりすぎて近いピンには寄らない気がしてしまう。
「フォローを取らずに、スウィングをインパクトでおしまいにすれば、距離は出ません。それにピンが近いといっても、バンカーとグリーンの間には多少のラフはあるし、カラーからピンまでも最低でも2~3メートルはあるものです。
ピタッと止まる球ではありませんが、カラーより手前に落として少し転がして寄せるイメージなら、大ケガがありません。ピンが近いからといって、止まる球を打つ必要はないんです。ただし、これだと上がらないので、アゴが低い場合限定ですよ」
エッジに落として少し転がす
アゴが低ければ上からドンがカンタンです
ポイント1
フォローをとらずにヘッドをドンと落とす
![画像: ポイント1 フォローをとらずにヘッドをドンと落とす](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2016/09/15/34667916f9720ab61378e9eb726cdc686450468a_xlarge.jpg)
フォローを抑え、スウィングをインパクトで終わらせることでキャリーの距離を抑える。手元を左太もも前で止めるイメージだ
ポイント2
左足を砂に深く埋めて構える
![画像: 左が低い構えをつくります](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2016/09/15/93dcbbc97ab86fafa7cbf57760195b145deecde1_xlarge.jpg)
左が低い構えをつくります
鋭角に打ち込むために、左足を砂に埋めておく。ボールは左寄りで、腰を左に押し込むようにして7対3の左足体重で構える。フェースはスクェアでOK
ポイント3
手首のコックを使ってテークバック
![画像: ポイント3 手首のコックを使ってテークバック](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2016/09/15/f87a7f9f21de0fb5f28ef11787861a9e0d650600_xlarge.jpg)
テークバックは手首のコックを積極的に使って上げる。アウトサイドに上げすぎるとカット軌道がキツくなるので、最初の10センチは真っすぐヘッドを引こう
ポイント4
コックをほどいてインパクトする
![画像1: ピン近バンカー攻略法!アゴが低ければ上からドンがカンタンです](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2016/09/15/568ed7b2314f3e59fb1786af119fc407868f0ec6_xlarge.jpg)
![画像2: ピン近バンカー攻略法!アゴが低ければ上からドンがカンタンです](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2016/09/15/2ac02a15ff9fcf6d8ff019de3c88f016cb39f3d3_xlarge.jpg)
テークバックで作ったコックを、ダウンスウィングで完全にリリースさせる。インパクトでは手元をアドレス時の位置に戻し、強いハンドファーストはNG
ポイント5
カットに振り過ぎないように注意
![画像3: ピン近バンカー攻略法!アゴが低ければ上からドンがカンタンです](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2016/09/15/23d251772aaf3d7162e03bf7df5b490821aa9c18_xlarge.jpg)
![画像4: ピン近バンカー攻略法!アゴが低ければ上からドンがカンタンです](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2016/09/15/5ccaa6cc4a4596562799fb78c6dbdf1472248557_xlarge.jpg)
鋭角に打ち込みすぎるとヘッドが砂にフォ角入りすぎ、ミスの原因になる。イン・トゥ・イン軌道を意識し、あまりカット軌道に振りすぎないように注意しよう
なるほど、フォローをとらないでヘッドをドンと落とすと、キャリーの距離を抑えることができるんですね!川村プロのコツを教えてもらいました。ぜひ試してくださいね!
2015年月刊ゴルフダイジェスト12月号掲載