【毎週金曜更新】プロゴルファー木村友栄の「わかりました!」
あなたのスウィングここがダメ!
木村友栄プロが、アマチュアゴルファーのお悩みを3つのポイントでわかりやすくレッスンしてくれます!
今回は山本哲也さん。山本さんは、「6番アイアンが引っかける」とのお悩みでした。早速、お悩みをキムトモのレッスンで解決!POINT3つを紹介します。
POINT1
軌道を描いて出球の方向を合わせよう
左に引っかけてしまうという山本さんは、知らず知らずの内に右を向いて構えるようになっていました。持ち球がスライス系でフェースローテーションをしながら打つタイプは、右を向き過ぎるとターゲットに対してアウトサイド・インの軌道が強くなり引っかけるミスが出ます。
キムトモが教えてくれたのは、出球を揃えるということでした。ターゲット後方に立ちしっかりと球筋、弾道をイメージしましょう。
アイアンではインパクト時のフェースの向きに75%影響されますので、ターゲットに打ち出す再現性の高い、方向性を重視した立ち方、構え方が重要になります。
POINT2
右わきを締めてトップをコンパクトに
体の回転量よりも腕や手を使う量が多すぎるようです。そのせいでトップでは右わきが開いてオーバースウィングで少しシャフトがターゲットラインに対してクロスしていました。
トップをコンパクトにするためにゴムを使って練習してみました。トップをコンパクトにすることで腕の運動量と体の回転量を合わせます。腕を大きく使うとバックスウィングは大きくなりフォローやフィニッシュが小さくなってしまいます。
トップをコンパクトにしてフォローを大きくすることで軌道を安定させて力まずに打てるようになりますよ。
POINT3
クラブヘッドを目標に向けて振り出そう
クラブの軌道を修正しました。どうしても力が入るとアウトサイド・インの軌道が強くなっていた山本さん。クラブ2本を置いてクラブの通り道を確認してみました。この方法だとクラブの軌道を簡単に確認できますね。
アウトサイド・インだけではなく、インサイドアウトの軌道が強すぎる方にもオススメです。この2本のクラブの間を通すように意識しながら素振りをすると、緩やかなインサイド・ストレート・インサイドをイメージしやすくなります。
実際に練習場でクラブ2本置いて打つ時はシャフトを傷つけないように注意して下さいね。