アプローチで寄せるには、ウェッジでスピンをかけるショットが必要な場面も多い。鋭いスピンをかける方法をアプローチの名人・渡辺司プロに教えてもらった。
オープンフェースで左へ振り抜く
「まず、ターゲット方向よりも右を向いて構えます(クローズスタンス)。そしてオープンフェースにしたクラブを左へ振り抜く。そうすることで、ヘッドが上から入った“カット軌道”になってボールにスピンがかかります」(渡辺司プロ、以下同)
![画像: クローズスタンスに構えフェースを開いて左に振り抜く](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/01/06/cbfc64d678cf803ce08df2c09e6712aa98ab1f05_xlarge.jpg)
クローズスタンスに構えフェースを開いて左に振り抜く
左へ振り抜くために球は左足かかと線上にセット
「フェースを開いて、右向きのスタンスで球を目標方向へ飛ばすためには、球を左足寄りに置いて、左に振るしかありません。カットに振ってスピンをかける状況を、あらかじめ作ってしまうのです。クラブをアウトからインへと左へ振ることで、おのずとダウンブローになります」
![画像: 左へ振るには、球は左足かかと線上にセットしよう](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2016/10/03/1407b4aa0bc4a0fda61fcac5940800b2dcc7f721_xlarge.jpg)
左へ振るには、球は左足かかと線上にセットしよう
卓球のラケットでスピンをかけるイメージを持つ
「左へ振った場合、ヘッドが体の正面から左に外れます。ヘッドをどう動かすかを意識すると、不自然なストロークになってしまうこともあるので、ちょうど卓球のラケットで多くのスピンをかける打ち方をイメージするといいでしょう」。
![画像: 卓球のラケットでスピンをかけるイメージで振る](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/01/06/f14ae27476767023dea6ed566ea480769a88b46f_xlarge.jpg)
卓球のラケットでスピンをかけるイメージで振る
名人・渡辺司プロ仕込みのアプローチを身につければ、冬の難しいアプローチでも寄せワン狙いでいけそうだ!
![画像: 渡辺司プロ 青木功プロに師事してアプローチの腕を磨き、レギュラーツアーでは20年連続でシードを守り続けた](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2016/10/03/2634ac3be1c9a3e8b366e0eb0ad2934529726055_xlarge.jpg)
渡辺司プロ
青木功プロに師事してアプローチの腕を磨き、レギュラーツアーでは20年連続でシードを守り続けた
※月刊ゴルフダイジェスト2013年4月号より