今週の女子ツアーは10月7日(金)から9日(日)まで「スタンレーレディスゴルフトーナメント」会場は静岡県の東名カントリークラブ(6586Y Par72)で開催されます。
昨年は最終日が雨と濃霧の影響で9ホールに短縮、1打差2位につけていたイ・ボミが32の4アンダーでまくって逆転で優勝を飾りました。今年の注目は、前週の日本女子オープンで史上初のアマチュア優勝を果たした畑岡奈紗選手。プロ転向をまじかに控え、アマチュアとして最後の試合になりそうです。現在賞金ランキング1位のイ・ボミと2位の笠りつ子と同組の組合せで初日からギャラリーの注目を集めそうです。
フェアウェイキープを要求されるラフの深さ
今年はラフが深く、フェアウェイキープが上位進出のカギになりそうです。決して飛ばし屋有利とは言えないセッティングになっているようです。最終日にドラマが起こりそうな上がり3ホールを紹介します。
16番ホール 144Y PAR3
やや打ち上げでガードバンカーはあるものの、グリーンに乗せることは難しくないパー3。このホールの特徴はラインの読みにくいグリーンにあります。左手から右に富士山からの芝目が入り、傾斜は左右のグリーンを分けるように縦に緩やかに傾斜が入っています。微妙な傾斜なので、どれくらい曲がるのか読みにくなっています。
17番 374Y PAR4
やや打ち下ろしのパー4。左の林は崖になっていて、入れると1打で出すのは難しい。右はOBラインに深いラフとクロスバンカー、と”曲げたくない”と思うと難しくなるホール。セカンド地点からは左足下がりになるものの、ショートアイアンで狙えるのでファーストカットまでならピンを狙えるでしょう。グリーンは左が高く右が低い緩やかな傾斜のグリーン。しっかりピンのエリアに打ってバーディを狙いたいホール。
18番 536Y PAR5
豪快に打ち下ろして、グリーンに向かって打ち上げで行くパー5。ティショットは広くプレッシャーはない。3打目勝負になるので2打目をしっかりフェアウェイに刻みたいところ。左足上がりになる3打目でピンを狙うには、打ち上げの距離感と方向性の正確さが求められます。グリーンは横長で奥から順目、傾斜は右が高く左に速い。もちろんバーディで上がりたい最終ホールです。
今週の上がり3ホールは3連続バーディもあるので、優勝争いの行方は最終ホールまで目が離せない展開になりそうですね。
写真/矢田部裕
テレビ放送
【テレビ東京系列全国6局ネット】
10月9日(日) 16:00~17:15(予定)
【BSジャパン】
10月9日(日) 16:00~17:15(予定)