最近はブレザー着用必須のゴルフ場も減ってきましたね。多くの人が来やすいゴルフ場にしてゴルフ人口を増やそうと、各ゴルフ場もさまざまな企画をしています。そんな中、まだまだブレザー着用は必須、メンバーの同伴でなければ回れない“名門”と言われるゴルフ場の中でも、今回は「300人しか会員をとらない」という超名門「スリーハンドレッドクラブ」をご紹介します。
バックティに大きな鏡?一体何に使うんですか?
米国の“大統領のゴルフ倶楽部”と言われているバーニングツリーゴルフクラブを模して造られており、メンバーには政財界の錚々たる名前がズラリと並んでいます。さらにこのウェブの時代に「ホームページがない」という、本当に限られた人にしか門戸を開いていない超名門なのです。
4番ホールのパー5のバックティ。ティグラウンドの後ろに何やら大きな鏡が…。スウィングチェック用?いやいや、そんな訳はありません。
レギュラーティからグリーン方向を観るとこんな感じで打ち上げていて、その先は一切見えません。前の組が2打目地点に行くともうまったく見えなくなってしまいます…。「それにしてもバックティの鏡は、何に使うのかな…?」と思って鏡を見ていたら…!
鏡の中に前の組のキャディさんが!レギュラーティからバックティ方向を向いているのに鏡に前の組のキャディさんが見えるんです。このホールの構造上、ティグラウンドのほうが低いため、前の組が見えにくい。そこで、鏡の反射を利用して前の組を観ることが出来るのです。
打ち上げのてっぺんからティグラウンド方向を見ると同じくらいの高さに鏡があります。これで反射させて次の組の様子を見るんですね。
この写真は10番のパー4。アンジュレーションがきつく、なかなか長くてタフなホールでした。
敷居が高くてなかなかビジターが回るのは難しい日本全国の“超名門コース”。これからも少しずつ紹介して行こうと思います!