みんなのゴルフダイジェスト所属プロの中村修です。濃霧と雨の影響で36ホールの短縮決戦となった「スタンレーレディスゴルフトーナメント」。前週の日本女子オープンで史上初のアマチュア優勝を遂げた畑岡奈紗や勝みなみのアマチュア勢が優勝争いに顔を出し、最後まで優勝の行方の分からない展開になりました。

最終18番をバーディで抜け出したアン・ソンジュとイ・ボミの韓国勢の二人。プレーオフ1ホール目でバーディを決めたアン・ソンジュの優勝で幕を閉じました。アン・ソンジュは87年、イ・ボミは88年生まれと、同世代対決でもあったのです。「最強世代」詳しくはコチラ↓↓↓

それでは、アン・ソンジュのスウィングを解説します。

アドレス フックグリップで頭は右に置く

アドレスから右軸で構えているのが見て取れます。頭の位置をボールの右側ビハインド・ザ・ボールの位置にセットしています。しかし、右サイドが下がりすぎないレベルに保ったアドレスです。

画像1: アドレス フックグリップで頭は右に置く

左手のフックグリップでが特徴ですが、左手の甲の向きがインパクトでも同じ向きになっています。左腕をローリングせずにインパクトを迎えることで安定したフェースコントロールにつながっています。腰のラインも地面と平行でインパクトゾーンでも回転がレベルに回っています。ヘッドの軌道と比例していているので再現性が高く安定感につながっています。

画像2: アドレス フックグリップで頭は右に置く

バックスウィング クラブは縦に上げる

手元が体から遠く胸の前に収まったまま、クラブを縦に上げています。フックグリップで握った左手首はそのまま甲側に折れたままをキープしています。腕を伸ばしながら遠くに上げることで、上半身と腕の運動量が比例して(同調して)いますね。バックスウィングの軌道が安定しない方は参考にしたい上げ方です。

画像: バックスウィング クラブは縦に上げる

トップ 体重を右のかかとに乗せる

わずかですが、右足のつま先のスパイクの裏側が見えます。トップではしっかりと右足のかかとに体重を乗せている証拠ですね。かかとに体重が乗ると右サイド(ひざや股関節の角度)が伸びあがらずに前傾角をキープできます。背中をターゲットに向けたまま、ほんの少しターゲット方向に体重が移動するところから切り返しが始まっています。下半身を止めてねじり上げるようなトップではなく体への負担の少ないトップの形です。

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ダウンスウィング 体幹を軸にして回転する

腕はわきを締めたまま、体幹を太い軸にしてインパクトに向けて先行して回転しています。右サイドに体重をのせたままで左への体重移動はほとんどしないのが、べた足スウィングの特徴です。右足のかかとが早く上がってしまうと、右サイドが伸びてダウンスウィングで手元が下りてくるスペースがなくなり、クラブが寝て軌道が安定しなくなります。ぜひ参考にしてみて下さい。

画像: ダウンスウィング 体幹を軸にして回転する

インパクト ヘッドがレベルに動く

軸を右に残し、左へ突っ込まない。右足のかかとで地面を踏んでいるので、かかとが上がることがない。左手の甲の向きとフェースの向きが合致していてフェースのコントロールを安定させています。

腰がレベルに回転しているのでアッパー軌道にならずに、ヘッドが30センチ手前からボールと同じ高さで入ってくる入射角の緩やかなインパクトゾーンですね。左のわきがよく締まっていて、インパクトのパワーをボールにしっかり伝えられています。

画像: インパクト ヘッドがレベルに動く

フォロー 前傾角が変わらない

腰回りの回転は進み、お尻のヤーデージブックは見えていますが、ひざから下の動きは非常に穏やかです。前後左右にふらつくことなく重心がどっしりしています。これだけ右足かかとが上がらなければ、ライの悪いところからでもスウィングのバランスを崩すことがないので、ミート率がよくなり安定感につながっています。

画像: フォロー 前傾角が変わらない

フィニッシュ スタンスの真ん中に立つ

フォローでもコックを使ってしっかりとヘッドを回しこんでいます。フィニッシュでのヘッドの位置を決めることでインパクトで力まずに振りぬけるようになります。真似したいポイントですね。グリップの位置が頭から遠く、ヘッドが大きなアークを描いたあとのバランスのとれたフィニッシュです。

画像: フィニッシュ スタンスの真ん中に立つ

ドライバー連続写真

2010年、2011年、2014年と3度の賞金女王でもあり、JLPGAツアー通算20勝を挙げたべた足スウィング。今シーズンは左手首の故障と、体調も悪い中で2勝を挙げました。勝負所のワンチャンスをものにできるところは、さすがの強さを感じます。

今週は女子ツアーは「富士通レディス」、男子は「日本オープン」が開催されます。松山英樹、石川遼、アダム・スコットの3人同組の予選ラウンドから大注目です!

キャロウェイ

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