さあ、日本一のゴルファーを決める「日本オープンゴルフ選手権」も最終日。テレビ放送はNHKで13時から生放送です。そのお供にプロが距離やグリーンの傾斜を確認するヤーデージブックを紹介します。
決勝のスタートは1番から2人1組のワンウェイでのスタートになっています。トップスターとは7:05、優勝争いをしている最終組のスタートは11:55となっています。既に早い組はフィニッシュしているようです。スコアを見るとアンダーパーで回っているのは15組上がった時点で3人と、難コースのセッティングに優勝の行方はまだまだ分からない状況になっています。
それでは、キーとなる後半のワンオン可能な13番ホールから紹介します。
13番 341Y Par4 ドライバーで狙うか刻んで狙うか
3日目の難易度18番目という一番バーディのほしいホール。距離の出るタイプは、ワンオン狙いで攻めるホール。松山英樹はドライバーで狙い、グリー周りのラフから寄せてバーディ。ドライバーをセッティングから抜いている片山晋呉も、刻んできっちりバーディを獲っていました。
ピンポジションはセンターやや奥。エッジから18ヤード入ったところです。グリーンの傾斜を見ると、奥からやや下りになっているのでベストポジションはピン手前のやや右サイドになるでしょう。
16番 200Y Par3 左のバンカーは要注意
写真は初日の松山英樹のバンカーに入れたシーンです。最終日のピンは左から5ヤード、手前から27ヤードですから、画面の左のほうに位置しているはずです。グリーンは奥に行くにしたがって狭くなっています。奥まで突っ込むのはかなりのリスクが伴いますね。狙いはグリーンセンター。左サイドが高くなっているので、左のバンカーにいれるとピンに寄せるのは難しくなります。
17番 590Y Par5 ラフからではレイアップすら難しい
ティショットは左のバンカーを避けてFWをキープしたい。レイアップするにもFWから打たないと3打目を有利なポジションに運ぶのが難しくなります。残り100ヤード付近は左サイドにバンカーもありやや狭くなっているので、距離を考えたクラブ選択が必要になります。最終日のピンポジションは左から9ヤード、手前から18ヤード。左からの傾斜がかかる位置にあるので、ピンの右手前に寄せればバーディの可能性は大きくなります。
18番 478ヤード Par4 池の上に切ったピンを狙うにはFWからが条件
3日目まで、フェアウェイ左サイドのラフに入れる選手が多かったのは、グリーンが見た目以上に右にあって、左サイドからはまともな池越えと右ラフからはレイアップも難しくなってしまうからです。最終日のピンポジションは右から4ヤード、手前から9ヤード。池のすぐ上に切ってあるように見えるはずです。
最終ホールをトップで上がってくるのはどの選手になるのでしょうか?