ツアーの連続試合出場記録を更新中の表純子プロですが(2016年10月19日現在、206試合連続出場中)、11月4日から始まる「TOTOジャパンクラシック」の出場が危ぶまれています。というのも、出場資格が「賞金ランク上位35人」で、表プロは現在36位。欠場者が出た場合の繰り上げ出場に望みをつないでいます。今回は、女子ツアーの「連続記録」に関して調べましたので、ご紹介します。
連続予選通過記録は横峯さくらの「101試合」
表プロが更新している記録は、試合に出場した連続記録。すなわち予選落ちした場合でも記録は更新されます。対して、横峯プロが持っているツアー記録は、“連続予選通過記録”。連続して決勝ラウンドに進出した記録で、その数なんと「101」! 2010年「西陣レディスクラシック」から2013年「サマンサタバサレディーストーナメント」まで一度も予選落ちを経験していないのです。100試合以上も予選落ちしないとは、凄まじい安定感です。
横峯プロ以前に記録を持っていたのは、不動裕理プロの「91」。1999年「住友VISA太平洋クラブレディース」から2002年「伊藤園レディス」まで連続して予選を通過していました。同年「大王製紙エリエールレディス」では、予選通過まで惜しくも1打足りず、記録は途絶えました。ちなみにこの試合に予選落ちした後、不動プロは2008年の「リゾートトラストレディス」まで予選落ちを経験していないのです(※海外ツアーの試合は除く)。当時の不動プロが圧倒的な安定感を窺い知れます。
連続予選通過記録には「278試合」という記録もある
実は連続予選通過記録にはもっとすごい記録があるんです! その記録とは大迫たつ子プロが72年の「日本女子プロ選手権」から85年の「東鳩レディス」まで足掛け14年でマークした278試合です。これぞまさにプロフェッショナルです! ちなみに大迫プロはツアー28勝を挙げ、77年と80年には賞金女王に輝いています。ただし、この記録はツアー制度施行前のものなので、ツアー記録としては、横峯プロの101試合が最多記録となっています。
今後、横峯プロや表プロを上回る大記録が達成されるのか、偉大な先輩たちに続く“鉄人”の登場を期待しましょう!