グリップを替えて優勝! コード入りグリップってそんなにいいの?
こんにちは、ケンジロウです。先週の男子ツアー「ブリヂストンオープン」観ていましたか? デシャンボーが初日にまさかの棄権で、我々は少し拍子抜けした感がありましたが、替わりにやってくれました、日本の小平智プロが。
初日91位で、90人抜きでの優勝ですからね。今シーズンはなかなか思うような成績が残せず、くすぶっていましたからね。この勝利で勢いをつけて、後半戦の台風の目になるような予感がしますよ。さて、そんな小平プロですが、彼のクラブにある変化があったのです。
なんだと思います? 気づいた方は相当な小平ファンかと。彼の手元に注目してみてください。実はグリップをコード入りのグリップに替えたんです。それがこちら。
なんでも1カ月前ぐらいに替えたというから、ほんとつい最近の話ですよね。このグリップチェンジが功を奏して優勝につながったんですかね? 以前にも紹介しましたが、彼は「PALMAX(パルマックス)」というメーカーのグリップを愛用しています。
パルマックスのグリップは、学生の頃から使っていたゴルフプライドのツアーベルベットに似ているとのことですが、未だかつてコード入りを使ったことはなかったそうです。いったいどんな部分が気に入ったのか? またコード入りで違和感はないのか? その辺りを本人に聞いてみると…...。
「いや、ほんとなんで今まで試さなかったのかなと後悔するぐらい、この硬い感じがすごくしっくりとくるんです。手に伝わる感触がいいですよね。特に雨の日でも滑る心配がまったくないので、安心して振り切れます」(小平)
“食わず嫌い”だったということですね。クラブと体を結ぶ唯一の接点ですからね。そこがぴったりハマると、スウィングには好影響なのは間違いありません。
最近の若いプロは、イオミックを代表とするエラストマー系の手にピタッとフィットするグリップを使う選手が多いように見えますが、クラブ選びもどこか“古風な”ところがある小平プロは、王道のラバーグリップを選んでいますね。
ちなみに小平プロの最新ギアを、現在発売中の月刊ゴルフダイジェスト12月号で紹介しています。そちらも合わせてご覧くださいね。
写真/有原裕晶