男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」は最終日、首位と2打差でスタートした片山晋呉が4アンダーの68で回りトータル12アンダーとして、逆転で今季初優勝(通算30勝)を挙げました。その特徴はウェッジでもドライバーでも同じテンポ、同じ力感で打てる再現性の高いスウィング! プロゴルファーの資格を持つ「みんなのゴルフダイジェスト」編集部員の中村修が解説します。

スムーズに動き出せるアドレス

今にも動き出しそうなアドレスですね。始動のスムーズさは日本ゴルフ界NO.1だと思います。つま先をやや開いて足の裏がどっしりと接地していますね。両ひざの間隔はちょうど腰骨と同じ幅で、内またでもがに股でもなく、この幅の中で体を回転させようとする意志が感じられます。

画像: いつでも動き出せそうなアドレス

いつでも動き出せそうなアドレス

右への移動が少ないバックスウィング

始動から右への体重移動は少ないものの、右の股関節や右足にはしっかりと加重されています。右足はしっかりと地面を踏みしめてバックスウィングのエネルギーを蓄えています。

まるで「アドレスしていたら右のポケットを後ろに引っぱられてしまった」といったようなナチュラルな動きで、骨盤が前傾したまま回っています。体に無理のかからないバックスウィングと言えますね。

画像: 動き出しがスムーズなバックスウィング

動き出しがスムーズなバックスウィング

トップでは左足のヒールアップでタイミングをとる

背中がしっかりとターゲットを向くまで回っていますが、わずかに左足はヒールアップしています。こうすることで、腰や背中に無理な負担がかからずに深いバックスウィングが取れています。骨盤の前傾もキープされているのがわかります。

トップで左足を少しヒールアップすると、打ち急がずに切り返しにも”間”ができるようになります。飛ばそうという力みからスウィングのテンポが速くなってしまう人は、ぜひ参考にしてみてください。

画像: 筒の中で体をねじるようなトップ

筒の中で体をねじるようなトップ

フェースがボール向いて下りるダウンスウィング

切り返しから左の股関節に軸を移しますが、骨盤の前傾角はキープされています。トップの位置から、フェースがボールを向きながら下りてきます。この位置でフェースが開いていないのは、アドレスで作った右手首の角度をキープできているからです。無理にフェースを返す必要がなく、インパクトで”合わせる”動きが入らないところが特徴です。

画像: 浅い入射角で入るダウンスウィング

浅い入射角で入るダウンスウィング

力感のないインパクト

インパクトは通過点とはよく聞きますが、まったく力感が感じられず、まるでウェッジを打っているようなインパクトですね。ドライバーでこれだけリラックスして打てるのは無駄な力が一切入っていない証拠。すべての動きがヘッドをスムーズに加速させ低く長いインパクトゾーンを実現するための動きになっています。

画像: 力感のないリラックスしたインパクト

力感のないリラックスしたインパクト

クラブの進む方向にまかせたフォロー

ビハインド・ザ・ボールを守り、左足に軸を置くことでクラブと体が引っ張り合い大きなフォローにつながっています。大きなフォローはとろうとして、頭や体が左に突っ込むと逆にフォローは小さくなってしまいます。頭は後方に残すことでヘッドと一直線になるように腕は伸びてきます。

画像: 回転を邪魔しない大きなフォロー

回転を邪魔しない大きなフォロー

左足で立つバランスのとれたフィニッシュ

インパクトからフィニッシュまで回転を邪魔するものがありません。クラブもスムーズにフィニッシュまで振りぬけています。すべてが体に負担のかからないやさしいスウィングです。ダウンスウィング以降左足を軸にクラブの進みたい方向にスムーズに回転しています。無駄な動きや無駄な力がまったく感じられないので、再現性が高く飛距離と方向性を両立できるスウィングを完成させています。

画像: 体に負担のない回転を重視したフィニッシュ

体に負担のない回転を重視したフィニッシュ

アマチュアが真似るなら=左足のヒールアップ

この連続写真では左足に注目してみてください。左足のわずかなヒールアップから左のかかとにしっかり加重させることで左足に軸を作り大きなフォローにつながるところは、体への負担も少なくなりますので、ぜひ真似したいポイントです。

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