2016年の欧州ツアーで3年ぶり2度目の賞金王に輝いたヘンリック・ステンソン。ステンソンといえば、長身から繰り出す鋭いショットが武器だが、小林正則プロいわく「ステンソンの体重移動はアマチュアの参考になる」のだそう。それってどういうこと?

ステンソンは一度右足に乗ってからスタートする

まずはヘンリック・ステンソンの連続写真をご覧いただこう。

長身を生かしたアップライトで力強いスウィング。とても一般的なアマチュアには真似できそうにないが……小林正則プロは一枚目から二枚目の動き、始動の部分に注目してほしいという。

画像: ステンソンは体重を右に乗せてから、テークバックを開始している

ステンソンは体重を右に乗せてから、テークバックを開始している

「動き出しでステンソンは右にグッと体重を乗せていますよね。右に乗ってスタートすれば、体重移動もスムーズになります。動きがスムーズになれば、自然と“振れる”ようになります」(小林)

体重を右に乗せさえすれば、自然に左にも乗れる

体重移動が上手くできないと、バックスウィングで右腰が引けて、インパクトでは反動で右足に体重が残ってしまう。結果強い球を打つことはできない。

「体重移動は右に乗ることが何より大事です。右に上手く乗れさえすれば、自然と左に戻ってくることができますから」と小林プロ。上手く右に乗ることができないアマチュアにとっては、ステンソンのように「一度右に体重を乗せて」からスウィングを始めるが有効なのだ。

バックスウィングでは、左肩が右足の上にくるようなイメージを持とう。

体重移動がスムーズにできると、自然と強く振ることができる。その結果飛距離も出る。みなさんも「一度右に乗ってから」スウィングを開始してみてはいかがだろうか。

画像: 小林正則 2013年の日本オープン優勝を含む、ツアー通算3勝

小林正則
2013年の日本オープン優勝を含む、ツアー通算3勝

※月刊ゴルフダイジェスト2016年10月号より

This article is a sponsored article by
''.