練習場には通っているのに、悪いクセがなかなか直らない……。それは自分のスウィングを客観的に見られていないからかも。上達の一番の近道「自分のスウィングを知ること」から初めてみてはいかがだろうか?

自分のスウィングを“客観的”に見るには?

「自分ではこう振っている“つもり”」「こう上げればいい“はず”」などと自分では思っていても、実際のスウィング軌道が理想通りに振れているかといわれると、ほとんどの人にズレが生じているはず。そんな人は、まず「自分が振っているイメージ」と「実際のスウィング」のズレを少なくすることから始めよう。

画像: 笠りつ子プロも練習場ではスマホで動画を撮ってもらいながら練習している

笠りつ子プロも練習場ではスマホで動画を撮ってもらいながら練習している

そのズレを少なくするためには動画を撮って自分の実際のスウィングを見るのが一番というのは数々のツアープロを指導してきた経験を持つ西尾和也コーチ。

「初めは『自分って、こんなスウィングをしていたのか……』と凹むことのほうが多いと思いますが、そのズレがなくなればなくなるほど、自分の描いた理想のスウィングが出来るということになります」(西尾コーチ)

画像: 上達に必要なのは「客観視」だ

上達に必要なのは「客観視」だ

自分のスウィングを客観視するのに最適なツールとはなにかといえば、やはり“スマホ”だ。なのだが、普通のスマートフォンだと、カメラの画角が足りず、かなり離して置かないとスウィング全体が映せないという問題がある。

そんな時にあると便利なのが、“ゴルフ用広角レンズ”。使い方はスマートフォンのカメラにクリップで固定するだけ。

画像: スマホのインカメラにクリップで挟むだけ。真ん中からインカメラが見えるようにセットするだけ

スマホのインカメラにクリップで挟むだけ。真ん中からインカメラが見えるようにセットするだけ

このレンズを使うとどう見えるのか、実際に見てもらいたい。

レンズなし

画像: レンズなしだと映るのはここまでで精一杯

レンズなしだと映るのはここまでで精一杯

映っているのはひざから上、クラブヘッドも切れてしまっていてスウィング全体を見ることはできない。

レンズあり

画像: レンズをつけると全身を映せる

レンズをつけると全身を映せる

同じ位置から撮った画像でも、レンズがあると足元からクラブヘッドまですべてを把握することができる。腕時計型のリモコンでクラブを構えたままの操作が可能だ。

画像: ボタンひとつで録画のオン・オフが可能

ボタンひとつで録画のオン・オフが可能

三脚もセットになっている

画像: セットの中身は、0.4倍ワイドレンズ・三脚1セット・リモコン・カラビナ付きストラップ・USBケーブル・ケース

セットの中身は、0.4倍ワイドレンズ・三脚1セット・リモコン・カラビナ付きストラップ・USBケーブル・ケース

レンズ、腕時計型のリモコンのほかに、スマートフォンを立てるための三脚もセットになっている。この三脚がまた優れもので、軽くて丈夫でコンパクトにしまうことができる。

スマートフォンさえあれば誰にでも操作が簡単なのと、コンパクトに収納が出来て、手軽に持ち運べるというのも魅力的。

画像: こんなにコンパクトになるので、キャディバッグに入れておくのも簡単

こんなにコンパクトになるので、キャディバッグに入れておくのも簡単

自分のスウィングを知るには、まずは客観的に自分を見るところから。上達の一番の近道はそこにあるかもしれない。

【教えてくれた人】
西尾和也 コーチ 39歳
(ザ・ファースト・ティ・オブ・ジャパンレベル1コーチ)
明治大学卒業後、青木功プロのもとで修業し、2000年から3年間キャディ 兼マネージャーとして米チャンピオンズツアーに帯同。
2013年、2014年は久保谷健一プロのコーチとして、2015年は香妻陣一朗プロのコーチを行っている。

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