ティやマーカーグローブなどの「小物」にプロならではのこだわりを探る企画、題して「プロ小物」。今回はツアー1勝でパットの名手の竹谷佳孝プロの登場。
ボールマーカーはニュージーランドの2ドルコイン
「ボールマーカーっていろいろありますが、僕はコインを使うのが好きですね。大きさは500円玉の大きさが見やすくていいんですよ。ただちょっと”厚さ”が少し薄いんです」と取り出したのがニュージーランドの2ドルコイン。
「ニュージーランドに行ったときにお釣りでもらった2ドルコインをみて『これだ!』と思いました。色も厚さもちょうどいいんですよ。ほかに誰も使っている人がいないので間違うこともない。とくにほかのコインに比べて厚さがあるので、ラインを読むときにも見つけやすくてバッチリなんです」
なるほど~。たしかに、あんまり小さいマーカーだと、グリーン上で「あれ、どこだっけ?」と見失ってしまうし、大きいマーカーだと、同伴者に目障りじゃないかな? と気を使う。細かいストレスをなくして、パッティングだけに集中する。マーカーひとつからもプロのしたたかな戦略が滲む“プロ小物”だった。