ツアープロの母親のキャディを務めるゴルフ未経験の息子(日曜)の言葉がゴルファーの胸に突き刺さる! 伝説のゴルフ漫画『カラッと日曜』より、ゴルフを変える日曜語録を抜粋しよう。あなたの認識が、あざやかに覆される!
難しいホールのティショットに臨むツアープロの母・すみれだが……
見てのとおり、左は絶対ダメなレイアウトのホール。しかも風は右から左に強く吹いている。こういうときプロはティグラウンドでどう考えるのだろうか。
このホール、フェードボールを打たなければ攻略不能⁉︎
フェアウェイは右から左に傾斜していて、風も右から左に吹いている。フェアウェイをヒットするためには、強いフェードボールを打つ必要がある。万が一、左の海に入れる危険性を廃しつつコースを攻めるために、プロはそうマネジメントする。
真っすぐ飛ばすより、左の海まで曲げるほうがむしろ難しいかも……
左は海。右からの風。フェアウェイは右から左への傾斜。だからフェードボールを「打たなければならない」。ゴルファーは自然にそう考える。しかし、いくら風が吹いたって、練習場の左の側面ネットに当たる(=海に入る)くらい曲げることなんて、我らアマチュアゴルファーにだってそうそうありうることではない。
「ありえない」ことを心配する必要なんてないんだ!
「右から風が吹いているから左からフェードを打とう」。プロならずとも、ちょっとゴルフを覚えたゴルファーなら、そんなことをコースで考える。そして、思う通りにボールを運べることはまず、ない。
「この状況ではこういう球を打たなくちゃ!」と思えば思うほど、ただでさえ難しいゴルフはもっともっと、難しくなる。ありえないミスを恐れるから、ありえないミスが出る。なるべくシンプルに考えて、いつもどおりのスウィングをする。それでミスったら仕方ない。そう考え、実行したほうが、結果的に上手くいくかもしれない。