2016年の「オーストラリアオープン(以下、豪州OP)」は、ジョーダン・スピースの2年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。PGAツアー日本公式サイトでは、スピースが2年前に同大会を制した翌年にメジャー2勝を挙げているだけに来年はその再現となるのか、と期待を寄せている。

年間メジャー2勝も、前年の豪州OP制覇から始まった

先日の「豪州OP」最終日、トップと2打差の2位でスタートしたジョーダン・スピースはプレーオフの末、見事勝利を飾った。スピースにとって、この勝利は大きな意味がある。なぜなら2年前に同大会を初制覇した翌年、メジャー2勝を挙げ、大きく飛躍したからだ。

画像: ジョーダン・スピースは2014年の豪州OPを制した翌年、「マスターズ」でメジャー初制覇を果たした

ジョーダン・スピースは2014年の豪州OPを制した翌年、「マスターズ」でメジャー初制覇を果たした

「すべてはここから始まったんだよ」

スピース自身も、当時をそう振り返った。2014年の「豪州OP」では、2位に6打差をつけて快勝すると、次戦のタイガー・ウッズがホストの「ヒーロー・ワールド・チャレンジ」でも、2位のヘンリック・ステンソンに10打差という大差をつけて優勝した。そして翌年の「マスターズ」と「全米OP」で勝利、メジャー大会連覇を果たしたのだ。

画像: 2015年「全米オープン」では、「マスターズ」に続きメジャー連覇を達成

2015年「全米オープン」では、「マスターズ」に続きメジャー連覇を達成

メジャー2連勝とあって、“年間グランドスラム”が期待されたが、「全英OP」では惜しくも首位と1打差の4位に終わり、叶わなかった。その後の「全米プロ」では2位。ツアー最終戦も制して、2015年のフェデックス年間王者に輝いた。22歳にして世界ランキング1位になるなど「スピースの一年」といえる活躍ぶりだった。

マキロイも3年前に「豪州OP」を制して、翌年メジャー2勝を挙げた

「豪州OP」を制して、翌年メジャーを制したのは、スピースだけではない。ローリー・マキロイもその一人だ。

2013年大会の覇者であるマキロイ。実はこの年、この勝利がマキロイ唯一の勝利だった。2009年のプロ初優勝以降、コンスタントに勝利を重ね、2011年にメジャー初制覇、2012年は2度目のメジャー制覇、そして世界ランク1位となったマキロイだっただけに、この年は“絶不調”といってもよかった。

画像: 2013年からナイキとクラブ契約を結んだマキロイは、この年「豪州OP」の1勝に終わった

2013年からナイキとクラブ契約を結んだマキロイは、この年「豪州OP」の1勝に終わった

しかしこの年マキロイは、年間最終戦の「豪州OP」を制すると、翌年は大活躍を見せた。「全英OP」と「全米プロ」のメジャー大会2勝を挙げ、PGAツアー、欧州ツアーでの両方で賞金王に輝いた。

画像: 2014年「全英オープン」で、ジャック・ニクラス、タイガー・ウッズに次ぐ史上3番目の若さでメジャー3勝を達成した

2014年「全英オープン」で、ジャック・ニクラス、タイガー・ウッズに次ぐ史上3番目の若さでメジャー3勝を達成した

「豪州OP」を制覇した翌年は活躍するというジンクス

歴代の「豪州OP」優勝者を振り返ると、やはり地元オーストラリアの選手が圧倒的に多い。過去5年においても、2012年のピーター・シニア、2015年のマット・ジョーンズは地元選手。2013年のマキロイ(北アイルランド)、2014年のスピース(アメリカ)といった海外選手が2年連続で勝ったことは稀なケースと言えそう。ジンクスは「地元選手以外が『豪州OP』を制した場合、その選手は翌年大活躍する」といったところだろうか。

マキロイ以前を振り返ると、1997年大会を制したイングランドのリー・ウエストウッドの名前がある。翌年の1998年、ウエストウッドはメジャーにこそ手が届かなかったものの、欧州ツアーで4勝、米国で1勝、日本で2勝と世界で計7勝も挙げる活躍を見せた。逆に、2008年に勝ったものの、2009年さほど目立った活躍ができなかった南アフリカのティム・クラークが「例外」に思えてくるほどだ。

画像: 1997年大会王者のリー・ウエストウッドも、翌年世界中のツアー7勝を挙げた

1997年大会王者のリー・ウエストウッドも、翌年世界中のツアー7勝を挙げた

今年スピースは、PGAツアーで2勝したが、メジャー2勝を挙げた2015年ほどの活躍はなく、低迷した印象すらある。しかしスピースは、今年の「豪州OP」を制した。ジンクスを信じるならば、来年は2015年シーズンのような活躍をしてくれるだろう、今から楽しみでならない。

キャロウェイ

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