米女子ツアーの来季出場資格を争うファイナルQT(クオリファイング・トーナメント)が現地時間の11月30日に開幕し、畑岡奈紗が第一ラウンドを3位で終えた。今回は、あまり馴染みがない米女子ゴルフツアーの最終予選会について簡単に解説しよう。
1~20位にはフル出場権、21~45位には条件付き出場権が与えられる
畑岡奈紗が参加している米女子ツアーの来季出場権をかけたファイナルQT。最終予選会は5日間行われ、4日目終了時の上位70位タイまでの選手が決勝ラウンドに進出。最終的成績で20位までの選手に来季ツアーの優先出場権が、21位から45位までの選手には条件付き出場権が与えられる。
横峯さくらは2年前のこの最終予選会で11位になり翌年の出場権を得たのは記憶に新しいところ。
アリヤ・ジュタヌガーンも2年前のこの試合で3位に入り、その後世界のトップに
また横峯が出場した2014年のファイナルQTで3位だったのは、アリヤ・ジュタヌガーン。現在世界ランク2位、今季はツアー賞金女王となり、今の米女子ツアーを牽引している選手だ。つまりこの試合で上位に入れば、近い将来、世界のトップまで行ける可能性が大いにあることを意味している。
5日間の長丁場の、まだまだ初日が終わったばかりとはいえ、ひとまず3位と好スタートを切った畑岡奈紗、このままの勢いで最終日まで上位をキープして、最終予選会から世界のトップへ一気に躍り出たタイの超新星に続く“第二のアリヤ”を目指してほしい。