2017年の米女子ツアー出場権を賭けたファイナルQT(クオリファイング・トーナメント)で14位となり、見事出場権を獲得した畑岡奈紗が12月7日に帰国した。記者会見の模様をレポートしよう。
「よかったです。でも足りないところだらけです」
日本人最年少の17歳で米女子ツアーのファイナルQTを突破し、来季のほとんどの試合は出場できる見通しとなった畑岡。「よかったです。来年はシード権を獲ってできれば1勝したいです」と、まずは安堵の表情。
ただ、技術面では「まだまだ足りない」というのが率直な感想だ。技術面では「洋芝のアプローチ、下半身の強化、飛距離もあと15ヤードは伸ばしたい」と述べ、「英語を毎日15分でも30分でも勉強して少しでもできるようになりたいです」と、言語面でも課題を明確にしていた。
「将来は世界ランク1位になりたい」と目標を掲げる17歳のまなざしには一点の曇りも見られない。トレーニングや練習、試合経験を重ねたその先に、達成可能な目標として、「世界1位」を見据えているような、そんな純粋さを感じさせてくれた。史上初のアマチュア優勝を果たした日本女子オープンで見せてくれた思い切りのいいゴルフを、世界の舞台でもきっと見せてくれるだろう。