先日USGA(全米ゴルフ協会)とR&Aが「グリーン上でボール、もしくはボールマーカーが不意に動いた際、ペナルティが課されない」という新しいルールを発表した。このルール改正は、2016年の全米オープンで起きたあの「騒動」が影響しているようだ。
覚えていますか? ダスティンが受けた“一打罰”
その「騒動」は、2016年「全米オープン」最終日の5番グリーンで起きた。ダスティン・ジョンソンがパットを打とうと構えた際、グリーン上のボールがわずかに動いた。この時、ダスティンは自分がボールを動かしたのではないと主張し、一度は無罰でプレー続行となったが、協議の結果一打罰が加えられることになった。
この1打罰に最後まで納得していなかったダスティンではあったが、結局2位に3打差をつけ初のメジャー勝利を達成した。一打罰が順位に影響しなかったことは幸いだが、この出来事は大きな物議を醸した。今回のルール改正にダスティンは「ゴルフにとって、すごくいいことだと思う」とコメントしている。
通常ルール改正は、四年に一度で2016年が改訂年となっていたが、翌2017年にそれが行われるということは、特殊なケースであり、ダスティンの「騒動」が引き金になったことは言うまでもない。
ルールの細かい変更点などは、PGAツアー公式サイトでチェックしよう!
※2016年12月12日、一部表記を修正しました