中国では最も歴史のあるゴルフアマチュアの競技大会「チャイナアマチュアオープン(以下、チャイナアマ)」の2016年大会が先日終了し、日本の高校2年生・三倉誠生くんが見事優勝。日本人にはあまり馴染みがない「チャイナアマ」だが、優勝した三倉くんとは一体どんな選手なのだろうか。
石川遼を育てた吉岡徹治監督の元で腕を磨く高校2年生
2016年「チャイナアマ」を制した三倉くんは、代々木高校に通う2年生。この代々木高校ゴルフ部で監督を務める吉岡徹治さんは、杉並学院ゴルフ部監督時代に石川遼を指導したことでも知られている。
今年の9月に吉岡監督のいる代々木高校に転校してきた三倉くんだが、彼は元々「チャイナアマ」に出場する予定ではなかった。しかし出場予定だったトップジュニア同じ週に開催される日本ツアー「カシオワールドオープン」に出場するということで、彼らの代わりに出場し見事優勝した。ちなみに大会で現地入りしてから三倉君は中国読みの「さんちゃん」(三倉:Sāncāng)で呼ばれていたという。
ヨーロピアンツアー「ボルボチャイナオープン」の出場権も獲得
この「チャイナアマ」優勝者には今年からもうひとつうれしい特典が与えられる。それが2017年4月に開催される欧州ツアー「ボルボチャイナオープン」の出場権。今年からできたこの特典を、代わりに出場した大会で優勝し獲得するとは、三倉くんはいわゆるひとつの“持ってる”選手なのかもしれない。
チャイナアマを制し、チャイナオープンに挑む“昇り竜”、三倉くんの活躍に期待したい!