この画像は名門・東京GCの9番ホールで撮られた写真。なんか変だな〜と思ったら、レディスティ(赤ティ)よりフロントティ(白ティ)のほうが前にある! なぜそんなことになっているのだろうか……。

設定の違いが、この奇妙な光景を生んだ

まずレディスのティグランドに設置してあるヤード表示板をご覧いただこう。

画像: グリーン別にヤード表示が異なるが、約420ヤードのパー5ホールとなっている

グリーン別にヤード表示が異なるが、約420ヤードのパー5ホールとなっている

東京GCは、朝霞グリーンと知々夫グリーンの2つグリーンがあるため、それぞれのヤード表示がされている。ここ9番ホールは約420ヤードのパー5ということになる。ということは、ここより約10ヤード先にあるフロントティは約410ヤードのパー5ということなのだろうか……? 正解がこれだ‼

フロントティからは「長いパー4」だった

画像: フロントティは約410ヤードの「パー4」となっている

フロントティは約410ヤードの「パー4」となっている

そう、フロントティはパー5ではなく、パー4に設定されているのだ。いや、むしろ「レディスティがパー5に設定されている」というべきか。この設定の違いが奇妙な光景の正体。ちなみに東京GCでは、16番ホールでも同じようにレディスだけがパー5となっているが、16番ホールはフロントティとレディスティが同じところにあるため、レディスティよりフロントティが前方にある、一風変わった光景を見ることができるのは、この9番ホールだけ。

東京ゴルフGCは、大正2年に日本で初めての日本人のためのゴルフ倶楽部として発足し、二度の移転を経て現在の場所に落ち着いた歴史ある名門。女性にとって長いパー4をパー5にする計らいに、古き良きジェントルマンの女性への気遣いを感じさせられた次第。

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