宇賀神さんのステーキ・サンドはニンニクこってりでパワー100倍!
鹿沼CCといえば、『風の大地』の原作者であるプロゴルファーの坂田信弘が実際に研修生時代を過ごしたゴルフ場。主人公の沖田圭介はこの鹿沼CCで腕を磨き、世界へと羽ばたいていく。
そして、この研修生時代を象徴するのが沖田を見守る“兄貴キャラ”の宇賀神さんこと宇賀神正行。料理人として働く彼が、プロテストに旅立つ沖田に手渡したのが、現実の鹿沼CCの名物メニューとなっている「スタミナ・ステーキ・サンド」だ。
早速注文してみた
『風の大地』を知らない人からすればなんのことやらわからないかもしれないが、作品のファンとしては一度食べておかねば気がすまない。というわけで(鹿沼CCはレストランに力を入れているため、ほかにも魅力的なメニューが多数あるのだが)迷わずオーダー。待つこと10分弱。ついにご対面!
カリッと焼かれた薄手のパンに挟まれているのは、シャキシャキのレタスにオニオンスライス、そしてもちろんステーキ! ステーキは贅沢にも二段に重ねられている。そのボリューム感、パンよりむしろステーキのほうが厚みがあると言っても過言ではない。もう我慢の限界、かぶりつこう。
かじりついた瞬間に脳が認識するのは「おいしさ」と「驚き」だ。おいしさに関しては言うまでもなかろう。肉の旨みだ。一方の驚きとは、予想をはるかに上回る肉の柔らかさに対する驚きである。もしこれが皿の上に置かれていたら、フォークで切れるのでは? というレベルだ。う、うまい!
「風の大地」の主人公・沖田曰く「ニンニクこってりでパワー100倍」だというスタミナ・ステーキ・サンドだが、味わってみると“ニンニクこってり”という印象はない。むしろタマネギとレタスの効果で、その味わいは爽やかだ。それでいて、柔らかなビーフの旨みが長く後を引く。
これはお好みだが、ビールと一緒に味わうのは格別だ。また、「ゴルフの昼メシがパンじゃ物足りない」と思う人もおられようが、心配ない。ボリュームたっぷりでしっかり満腹にさせてくれる。午後のハーフも沖田ばりに飛ばしていけること請け合いだ。
うまくて、話のネタにもなる。鹿沼CCのスタミナ・ステーキ・サンド。一度食べておきたいクラブハウスグルメのひとつだ。