名門・東北高校出身、卒業後すぐにプロに転向
元プロレスラーの木戸修の娘としても注目された木戸愛。高校時代は名門・東北高校ゴルフ部で腕を磨いた。1学年上には菊地絵理香、2学年上には有村智恵、原江里菜、1学年下には大江香織がいる。

東北高校時代は、全国高校ゴルフ選手権女子団体の部で優勝した(木戸は写真左から2番目)
高校を卒業した2008年にプロテストに合格した彼女は、翌2009年のステップアップツアー「マルナカレディースオリーブカップ」でプロ初優勝。2011年には賞金ランク49位で、シード権を獲得した。
2012年「サマンサタバサレディース」でツアー初優勝
そして、2012年「サマンサタバサレディース」ではプロ5年目にして初のツアー優勝を果たす。身長172センチと抜群のスタイルを持つ彼女は「美脚プロ」としても注目され、ツアーでも屈指の人気選手へと成長した。

2012年「サマンサタバサレディース」でツアー初優勝を飾った
2016年は自己最高の賞金ランク19位
2014年からは芹澤信雄に師事し、優勝こそないものの安定した成績を収めた。そして2016年は、2週連続で2位を記録するなど活躍し、自己最高の賞金ランク19位でシーズンを終えた。

2016年「センチュリー21レディス」では、前週の「サマンサタバサレディース」に続き2週連続の2位フィニッシュ
大きなスウィングアークが特徴的
2016年「ヤマハレディス」
写真/岡沢裕行
持ち前の長い手足を生かして、スウィングアークが大きいのが特徴。それによって当然飛距離も出るが、軸がブレないバランスの良さも際立つ。飛距離と正確性を兼ね備えた、アマチュアが真似したいスウィングだ。

横座りのようにしてラインを読む姿は木戸の代名詞として定着している
2012年から優勝は遠ざかっているものの、着実に力をつけているのは今季の成績からも明らか。来季はツアー2勝目を期待したい。