PGAツアー日本公式サイトでは、2015-2016シーズンの「ショット・オブ・ザ・イヤー」をランキング形式で紹介している。第一位に選ばれたのは、ロリー・マキロイがPGAツアー最終戦で放ち、年間王者のボーナス1000万ドル(約11億円)を大きく手繰り寄せたスーパーショットだ。
「PGAツアー年間王者」に大きく前進した一打
PGAツアー最終戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」最終日16番ホール。ロリー・マキロイはトップのケビン・チャペルに3打差をつけられ、優勝するためにはこのホールでバーディは必須だった。
ティショットで約320ヤード飛ばしてピンまで残り約135ヤードの好位置につけたマキロイは、鋭くアイアンを振り抜いた。
ボールはピンそばに着弾。
ボールはバウンドして、さらにピン近くまで寄る。
そこから鋭いスピンでボールはピンに向かって転がり……。
ナイスイン‼ ナイスイーグル‼ これでマキロイは一気にトップと一打差に迫った。
繰り返し何度もガッツポーズするマキロイ。このホール、この一打の重要性を物語るシーンだ。この後最終ホールでバーディを奪って首位に追いついたマキロイは、プレーオフの末に優勝。年間王者に輝き、1000万ドル(約11億円)のボーナスを手にした。
技術的なこともさることながら、年間王者に大きく近づいたという背景を含めて、文句なしの年間No.1ショットだ。