2017年初戦「SBSトーナメントofチャンピオンズ」で惜しくも2位で終わった松山英樹だが、PGAツアー日本公式サイトで、最終日ベストショットに選ばれた松山のアプローチショットが紹介されている。負けてなお強し。その妙技を見てみよう。
逆転優勝へ‼ 起死回生のチップインイーグル
スーパーショットが生まれたのは、首位ジャスティン・トーマスを5打差で追う14番パー4ホール。松山英樹の1オンを狙ったティショットはグリーン左手前のラフに止まった。
バンカー越えのピンまで約20ヤードの状況で、松山はフワりとボールを上げ、ピンを狙った。
ピンそば約1.5メートルにふわりと着弾したボールは……。
コロコロとピンに向かって転がる。
ラインに乗っている!
ナイスイン‼ チップインイーグルだ。前日もこのホールでチップインバーディを奪っている松山にとっては、2日連続のチップインショットとなった。
これで首位トーマスに一気に3打差まで迫り、残り4ホールでの逆転に弾みをつけた松山。しかしその後一時は1打差まで縮めたものの、優勝とはならなかった。しかし、このショットによる「あわや」の状況を作り上げたのは負けてなお強しという印象。次戦以降がますます楽しみになってきた!