ジミー・ウォーカーが42インチドライバーを使用
2016年「全米プロ」王者ジミー・ウォーカーは、以前使用していたドライバー(ロフト角8.5度のタイトリスト『917D2』)をヘッドはそのままにシャフトが今までより2インチ(5センチ)短い、42インチのもの(アルディラ『ローグ125MSI 80X』)に差し替えた。
「今までは、フェアウェイキープ率は50%程度だった。60%に上げられるのか試したいんだ。短くしたドライバーを試合で使ってみたかったし、効果があるのか知りたかった。結果は、あまり飛距離が短くなることはなかった。飛距離を犠牲にすることなく、コントロールを向上できると分かったんだ。すべては、コントロールのためだ」(ジミー・ウォーカー)
2015-2016シーズンのフェアウェイキープ率は48.31%で185人中183位だったウォーカーだが、今大会ではフェアウェイキープ率を71.67%とし、全体20位の好成績を収めた。短いシャフトが功を奏したというわけだ。
松山英樹はアイアンをスリクソン「Z965」にスイッチ
昨秋から絶好調の松山英樹は、快進撃を支えたアイアン、スリクソン「Z 945」から、その後継モデルの「Z 965」に変更した。
スリクソン「Z 965」アイアンは、昨年「ヒーロー・ワールドチャレンジ」での勝利の後にテストを始め、今大会で実践初投入。パーオン率は86.11%(全体3位タイ)とした。
デイ、バッバなど大物選手たちも続々新たなギアで登場
他にも、今季新たにナイキとアパレル契約をしたジェイソン・デイは、テーラーメイドの新「M1」ウッドや「プロトタイプ」アイアン、「TP5x」ボールをバッグに入れ、セッティングの全面見直しを図った。
またバッバ・ワトソンは新たに契約したボルビック「S4」ボールを初めて実戦で使用。2017年、新たなギアとともに選手たちの戦いが始まった!