コースに到着。着替えてコーヒーを一杯飲んで、スタートまではまだ時間がある。となれば向かうのは練習場。と、ここで大問題。果たして「何カゴ」打つべきなんだ⁉︎
まずはアンケート! みなさんは普段ラウンド前に「何カゴ」打ちますか?
基本的には「1カゴ」もしくは「2カゴ」だろうか? しかし、中にはラウンド前だというのに頭から湯気を出さんばかりの勢いで猛然と練習している人もいる。一体「何カゴ」が適量なのだろう? みんなのゴルフダイジェスト編集部員にしてプロゴルファー、中村修に聞いてみた。
練習場で行うべきは「確認作業」
「自分の場合、やっても2カゴ50球ですよね。アマチュアのみなさんと同じで、やればやるほど迷っちゃいますから(笑)。プライベートのラウンドならば、基本的には1カゴ。少ない球数の中でポイントを絞り、目的意識を持って練習をするのがベストだと思います。基本的には『確認作業』です」
「たとえば、まずアプローチですが、ここは『その日』の距離感をチェックします。打つ距離を変えながら、これを10球。次に7番アイアンを持ち、サンドを振ったのと同じ感覚で振れるかどうかをチェックします。ここで確認すべきはテンポやリズム、力感といった部分で、これも10球。最後にドライバーを持ち、5球で球筋を確認します。日によって球がつかまる、つかまらないは微妙に変化しますから」
というわけで、そもそもプロは朝は「練習」ではなく「確認」をしていた。僕たちアマチュアは、ついつい朝の練習場でもナイスショットだったり、マックス飛距離を追い求めてしまうが、こうやって確認作業に終始したほうが、スコアは良くなるのかも。あと、朝から3カゴや4カゴも打つと、己のスウィングを見失うことにもつながりかねないので、ご注意を!