冬の朝イチはグリーンが凍っていて、ナイスオンと思ったボールがコーンと弾かれ奥にこぼれるなんてことがよくある。これじゃ、せっかくのナイスショットが台なしだ。凍ったグリーンって、果たしてどうやって攻めたらいいんだろう?
まずはアンケート。ピンまで100ヤード、花道は使える状況。どう攻める?
プロはこんなときどうしてるのか、「みんなのゴルフダイジェスト」編集部員にしてプロゴルファーの中村修に聞いてみた。
シンプル イズ ベスト! 「エッジまで打つ」が正解
「低い球で手前から攻めたいところですが、それは危険です。どうしてかというと、低い球を打つスウィングは通常のショットに比べて体のバランスを崩しやすく、仮にそのホールがうまくいったとしても、次のホールのドライバーショットに影響が出やすい。だからプロはあまりそのような攻め方は選択しません」
たしかに、低い球を打とうと思っても、そもそもアマチュアは普段低い球を打つ練習をあまりしていなかったりもする。生兵法は怪我の元、だ。ならばどうすればいいか。
「スウィングは変えずにエッジまでの距離感で打つことを勧めます。そうすると、結果的に寄ることも多いし、気温が上がってグリーンが溶ける後半に向け、調子を上げていくことができるんです。そのためにも、グリーンが凍っている午前中はピンまで打ちたい気持ちを抑えて、エッジからの寄せに徹しましょう。その際、寄せも転がしに徹するのがゲームを壊さないコツです」
あえて“乗せない”ギリギリの距離感。それであれば、仮にコーン! と跳ねても奥のOBまではいかないはず。ピンを狙う番手よりもひとつ、場合によってはふたつ下げたクラブが、冬の朝の正解だ。
せっかくのナイスショットを無駄にしないためにも、「凍ったグリーンはエッジまで」を合言葉にしてプレーしよう!