新開発の「マイクロヒンジ・インサート」によりインパクト後ボールにすぐに順回転がかかり、結果として方向性や距離感が安定するというオデッセイの新製品「O-WORKS」。ラインアップされた11モデルすべてをプロ資格を持つ「みんなのゴルフダイジェスト編集部員」中村修が試打し、11回に分けてその性能をレポートする。3回目は、構えやすさと直進性が魅力の“ネオマレット”パター、「#7」の登場!
2本のツノ×色彩効果で「真っすぐ狙う」機能は史上最高レベル
#7はパットの名手と呼ばれるプレーヤーたちが愛用したことで名を挙げたパター。大型でネオマレットに分類されるパターだが、形状にクセがなく、オーソドックスな見た目を好むゴルファーからも評価の高い一本だ。中村修も、まずはその“構えやすさ”を評価した。
「ポン、とクラブを置いたときにまず感じるのは『構えやすいパターだな』ということです。オデッセイの#7は2本のツノの効果で元々ターゲットに対して真っすぐ構えやすいモデルですが、今回のO-WORKSは白い塗装と赤いオビの効果で、それが一層強調されています」(中村修、以下同じ)
真っすぐ構えやすくて真っすぐ打ちやすい。見た目通りの機能なのが好印象
「前に紹介した#1や#2との大きな違いは、このパターがフェースバランスである点。フェースバランスとは、シャフトを水平な状態にしたときにフェースが空を向くことで、このタイプのパターはストローク中にフェースの開閉が起きにくく、ストレート・トゥ・ストレート軌道で動かしやすくなります。つまり、狙ったラインに真っすぐ打ち出せる。これも大きな魅力です」
中村いわく、「『真っすぐ構えやすく、真っすぐ打ちやすい』という、見た目の印象と機能がキレイに一致している」ことがこのパターの特徴であり、魅力だという。
「実際にボールを転がしてみても、直進性の高さを感じることができます。インサートの効果もあって、転がりも非常にいいですね」
「真っすぐ打ち出すことができる」。このありがたさは、ゴルファーなら誰でもおわかりいただけるだろう。特にショートパットに不安を抱えているゴルファーに、試してもらいたい一本だ。