新開発の「マイクロヒンジ・インサート」によりインパクト後ボールにすぐに順回転がかかり、結果として方向性や距離感が安定するというオデッセイの新製品「O-WORKS」。ラインアップされた11モデルすべてをプロ資格を持つ「みんなのゴルフダイジェスト編集部員」中村修が試打し、11回に分けてその性能をレポートする。7回目は、大型マレットパター「R-ライン」をテスト!
特筆すべきはその“すわりの良さ”だ
「なんといっても第一印象は、すわりのいいパターだな、というものです。ポン、と置いたときにソールが地面にしっかりとついて、フェースがしっかりとターゲットを向いてくれる。当たり前のようでいて、これはパター選びにおいてすごく重要なポイント。構えただけで安心感が得られ、リラックスした状態でパッティングに臨めますからね」(中村、以下同)
「R-ライン」は、オデッセイのマレット型の名器「#5」を後ろに引っ張って伸ばしたような形状。フェース面以外は曲線で構成されており、その丸っこい印象が、なんとも言えない安心感を与えてくれる。
バックスウィングの軌道をパターが安定させてくれる
「もうひとつこのパターの長所として挙げられるのが、軌道の安定性です。アマチュアの方の中にはバックスウィングの軌道がブレてしまう人が多く見られますが、このパターの場合始動したらあとはパターが自動的にバックスウィングをとってくれるような感覚があります。見た目に安心感があり、軌道が安定する。ふたつの意味で、やさしいパターだと言えます」
バックスウィングの軌道が安定しないと、ついついヘッドの動きを目で追ってしまう。そこが安定すれば、目線がブレずにしっかりと意識をターゲットに集中できる。スコアメークに直結する、そんなやさしさに満ちた一本と言えそうだ。