ポイント1:すべては「真っすぐ立つ」ところから
「まず鏡の前で自然に立ってみてください。多くの日本人がつま先に体重が乗っていたり、猫背になってしまっています。では、どうするかというと、まずかかとに体重を乗せます。そして両脚を地面と*鉛直となるようにするんです」(岡本)
*鉛直とは重りを糸で吊り上げた時の糸が示す方向、つまり重力の方向のこと
ポイント2:力が出せる腕の準備動作
「片方の腕を身体の横から地面と平行になるまで上げて、手のひらが上を向くように回します。そこからゆっくりと身体の脇に腕を下ろし、最後にひじから先を内側に回し、手のひらが身体を向くようにします」(南出)
ポイント3:身体を回せる、首の準備動作
「上体を動かさずに、首(頸椎)を後ろにもたれさせます。それから頭蓋骨を首の骨に乗せるように、ぐっと顎を引く。鎖骨と肩甲骨の間に首をセットするイメージを持つといいでしょう。頭部から足まで重心線と身体の各部が一直線になります」(南出)
ポイント4:骨盤を立てたまま、腰を丸めて前傾
「一般的なゴルフスウィングのセオリーとは異なり、骨盤を立てたまま腰を丸めていきます。腰の部分の筋肉がゴムのように伸ばされるイメージです。正しい前傾姿勢を作るには、ベルトの上あたりに鉄の棒があるとイメージし、身体をそこに押しつけて前方に曲げるイメージです」(南出)
「4つのポイントを意識し、腕は脱力してダラリとさせた状態から手を合わせ、クラブを持つ。最後に少しだけひざを曲げてアドレスの完成です。つま先と足の幅は番手次第でフレキシブルに変えていいでしょう」(南出)
南出・岡本コンビがドラコン選手としては小柄ながら400ヤードを越える爆発的な飛距離を誇る理由は、2017年4月6日発売の書籍「秘技!スプリント打法のすべて。」で余すところなく語られている。気になった人はチェック!
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