ソール幅が広く、フェースを開いたりしなくてもバンカーから一発で脱出できたり、アプローチでのザックリのミスが起こらない、いわゆる「お助けウェッジ」が昨今静かな人気。各メーカーが静かに熱くしのぎを削る中、キャロウェイからタイガーの元コーチ監修の新たなる刺客がリリースされた。その名もズバリ「シュアアウト(確実に出る)ウェッジ」。ある意味“そのまんま”なネーミングだが、どんなクラブなのだろう。
タイガー・ウッズの元コーチ“ハンク・ヘイニー”が監修
ハンク・ヘイニーといえばタイガー・ウッズのコーチとしてタイガーのメジャーを含む数多くの勝利に貢献した人物。米国でも屈指のコーチと言えるヘイニーが、なんと“お助けウェッジ”を監修。それがキャロウェイのシュアアウトウェッジだ。
「スクェアに構えるだけで、バンカーショットがシンプルに打てる。グリーン周りが苦手なゴルファー待望の、ミラクルウェッジだよ」とヘイニーは自信満々だ。さっそくその機能を見てみよう。
ソールとフェースから安心感がにじみ出る
どうだ! と言わんばかりの幅広で丸みのあるソールが、フェースを開かずとも勝手に滑ってボールを拾ってくれるのだという。ソールから接地しさえすれば、ダフリから解放されそうなビジュアルだ。
フェース面も大きく、構えたときの安心感がある。注目すべきはスコアラインで、フェースのトウ側までびっしりと刻まれているのがわかる。これにより、仮にトウ側でヒットしても、しっかりとボールにスピンがかかる。
プロが使っているカッコいいモデルもいいけれど、やっぱりクラブはやさしくて、スコアメークしやすいものが一番という考えが徐々に浸透してきた感のある昨今、このクラブの登場により、お助けウェッジムーブメントがさらに一段階過熱していく気配だ。
シュアアウトウェッジは2017年4月21日発売。価格は2万円プラス税。ヘッドはステンレス製で、シャフトはNSプロ950GHのSシャフトが装着される。長さは35インチ、ロフトは58度、64度の2種類から選べる。64度、一体どんな球が出るのか気になる!