女子ツアーでは2017年からドライビングディスタンスの計測を行なっている。そして、目下首位を走るのは、ナイキからクラブをチェンジした葭葉(よしば)ルミ。いったいどんなクラブで飛ばしているのか、葭葉ルミスペックのドライバーをみんなのゴルフダイジェスト編集部員でプロゴルファーの中村修が打ってみた!
葭葉ルミはXシャフトで飛ばしてる
第3戦終了時点でドライビングディスタンスが258.17ヤードと、2位の渡邉彩香の250.80ヤードを大きく引き離している葭葉ルミ。そんな彼女が使っているドライバーはクレイジーの「CRZ-435」で、シャフトは同社の「リジェネシス ロイヤルデコレーション」た。
ジャパンゴルフフェアのクレイジーのブースではこの葭葉スペックのドライバーを打てる。注目は、女子プロながら「X」フレックスのシャフトをチョイスしているところ。
本人使用と同じスペックのドライバーを実際に打った印象は、「シャフトが硬すぎないのにハリがあって、ビンっと弾き返す感じ。振れば振るほど答えてくれるように感じました」(中村)という。
スペックを見てみよう。
長さ:46インチ
フレックス:X
重さ:297.7グラム
バランス:D3
振動数:263rpm
数値的には女子プロには少しハードに感じるが、クレイジーの吉田尚亮さんに話を聞いたところ、「葭葉プロのヘッドスピードは47m/sくらいあるんですよ。それだけに、このスペックがハマりましたね」との答えが返ってきた。
ヘッドは小ぶりでシャープ
ヘッドのクレイジーCRZ-435は小ぶりでシャープなヘッド。シャフトといい、ヘッドといい振っても左へつかまり過ぎない仕様だ。
打感もシャープでヘッドのどこに当たっているのかしっかり感じられる。ただいま飛距離トップの葭葉ルミのドライバー、ヘッドスピード45以上あるならば、試してみる価値はありそうだ。