いやいや、そんなに芝に穴開けちゃって大丈夫⁉ 大丈夫なんです。これはドリルエアレーションという大切な作業。芝を健康に保つために必要だ。でも、こんなに深いエアレーション、普通のとなにが違うの?

さらに深い更新作業“ドリルエアレーション”

春先や秋口に行われることが多いエアレーション作業。グリーンに無数の小さな穴をあけることで、普段のプレーで押し固められてしまったグリーンに芝が成長するためのスペースを生み、同時に芝の成長に必要な酸素が根に十分に行き渡るようにする大切な作業だ。

画像: 芝にあいた無数の穴、見たことありませんか? こちらは通常のエアレーション

芝にあいた無数の穴、見たことありませんか? こちらは通常のエアレーション

そのエアレーションの中でも深度の深い“ドリルエアレーション”というものがある。良い芝を保つために必要なエアレーションは、土壌や芝の状態を見ながら、それにあわせて「深さ」や「間隔」、「タイミング」を決定して実施する。

通常のエアレーションの深度は、約5センチ前後。しかし、通常の更新作業では届かない深い位置に、問題のある層がある場合、「ドリルエアレーション」が有効となる。中には約45センチの深度で実施したことのあるゴルフ場もあるという。

画像: 「タイン」と呼ばれる刃で穴を開ける

「タイン」と呼ばれる刃で穴を開ける

ドリルエアレーションの機械には、穴を開けるだけのドリルタイプと、穴あけと同時に穴の中に砂や土壌改良材を充填(フィル)する タイプの2種類があるが、どちらも通常のエアレーションよりダメージが大きくなってしまう。したがって、この更新作業は深い位置に問題のある層があるゴルフ場でのみで実施する作業なのだという。

みなさんもゴルフ場に行った際には、コース管理の人たちの作業にも目を配ってみよう。

情報・写真(ドリルエアレーション)・図提供:アコーディア・ゴルフ

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