100ヤード以内にこだわることが自分のスタイル
昨年とはほとんどクラブの構成が変わっていないという菊地絵理香。そんな菊池は、オフの間とくに100ヤード以内のウェッジショットの精度を上げることに取り組んできたというだけあって、ウェッジに強いこだわりがあるという。
「ドライバーとフェアウェイウッドは昨年と同じモデルを使っています。変な言い方ですが、ドライバーはある程度アバウトでいいと考えているんです。それよりもパー5などでウェッジの距離をきっちりバーディチャンスにつける、それが自分のスタイルだと考えています。だから下の番手になるほど重要度が高い。ウェッジにはかなりこだわっていますね」(菊地)

ボールを運ぶように打ちたいという菊地。包み込むような顔が好みだという。「ボーケイ SM6 Fグラインド(48、51度)、ボーケイ TVD (57度)」
とくに重要なのは、「顔」と「インパクトの感覚」
「ウェッジは特に顔にこだわっています。構えたときにボールを包み込めるようなイメージがでないとダメなんです」と話す菊地。インパクトではフェースにボールが乗っている感覚を大切にしているのだそう。
「柔らかすぎるボールだとフィーリングが出ないので、硬めというかインパクトで重さを感じられるタイプを使っています」(菊地)

スッキリとした顔が好みというアイアン。ソールの抜けが良く、楽に球が上がるというタイトリスト VG3をチョイス

昨年と同じモデルを使用。球筋を打感を大切にしている
ドライバー「タイトリスト VG3」

高さが出せて、グリーンで止めることができるユーティリティ。この3本からコースによってどれを入れるか最後の最後まで調整して決める。この日は816H1とVG3がバッグに
昨年と同じクラブを使用しているのは、それだけ今のスウィングにマッチしているということ。今はショットに自信を持てているだけに、信頼できる14本の仲間たちを武器に、今シーズンは賞金女王までも視野に入ってきそうだ。
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