アイアンの全番手を同じ長さに統一した「ワンレングスアイアン」を採用するなど、合理的かつ科学的アプローチでゴルフを解明しようとしているプロゴルファー、ブライソン・デシャンボー。そんなゴルフの“科学者”が、今度採用したのは……なんと「木」のウッド!?
科学的に検証したら、現代の低スピンボールには、かつてのパーシモンのウッドのほうが飛ばせることがわかった!? ……なんていうことが事実だったらロマンチックだが、そんなことはさすがにない。
真相は、PGAツアーの「RBCヘリテージ」に合わせて、コブラゴルフがヘリテージ(文化遺産)コレクションとして、“木のウッド”ならぬ“木目調ウッド”の「キングF7」ドライバーを発売したというもの。
価格は350ドル。一見すると「あれっ、パーシモン?」と思ってしまうリアルな仕上げだが、ヘッド体積はルール限度いっぱいの460CCと、パーシモンとは比較にならないほど大きい。
ドライバーの飛距離が300ヤード超えが当たり前のPGAツアーにあって、さすがにパーシモンのウッドの入り込む余地はない。しかし常識にとらわれないデシャンボーならあるいは……!? と一瞬思わせてくれるあたり、さすがは“ゴルフの科学者”だ。