2017年5月26日、宮里藍が所属事務所を通じて、同月29日に引退表明会見を開催することを発表。事実上の引退宣言は、ゴルフ界を飛び出して大きなニュースとなった。そのニュースは瞬く間に海外にまで広がっていき、大きな反響を巻き起こした。その一端を紹介しよう。

「メジャーで勝てなかった」ことを海外メディアは指摘

「藍、引退へ」そのニュースが流れるや否や、海外メディアもビビットに反応した。ゴルフワールドは、「元世界NO.1の宮里藍が引退を表明」の見出しで報じ、高校生でプロの試合に勝ち、米国女子ツアーでは9勝を挙げ、世界NO.1にまで上り詰めたキャリアを紹介。

記事の中では、「彼女の経歴の巨大な穴」として、ついにメジャーで勝てなかったことを指摘しつつ、「メジャーに昇格する前のエビアンマスターズで2勝している」ことも付記されている。

画像: Golf World on Twitter twitter.com

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他、主要海外ゴルフメディアも似た内容の記事をアップ。それらは、藍の海外での高い知名度を如実に物語ると言っていいだろう。

「藍先輩がいないアメリカツアーなんて考えられない」宮里美香

続いては、藍につづけとアメリカへ渡り、藍とともに米女子ツアーを戦う宮里美香。美香は、ツイッターに「140文字で纏められなかったので」と、テキストの画像をアップ。

「藍先輩が、いなくなってしまう事を考えると寂しいです。ってか、藍先輩がいないアメリカツアーなんて考えられない」と綴っている。

同じ宮里姓であり、同じ沖縄県出身。同じく米女子ツアー参戦中の上原彩子の3人で「こんな小さな島(沖縄)出身のゴルファーが、アメリカで3人も戦っているなんてすごいよね」と語り合ったこともあるというほど連帯感は強く、それだけに寂しさがにじむ文面となっている。

画像: Mika Miyazato/ 宮里 美香 on Twitter twitter.com

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「いかないで、アイ!」ヤニ・ツェン

最後に紹介するのは、台湾の元世界NO.1プレーヤー、ヤニ・ツェン。藍とは米女子ツアーで腕を競った仲だけに、引退のニュースには大きなショックを受けたようで、「本当に? ノー…行かないで、宮里藍! #彼女はベスト #きっと寂しくなる #まだ信じられない」とインスタグラムに投稿。

画像: Yani Tseng on Twitter twitter.com

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これらはほんの一端。女子プロゴルファーを中心に、多くのゴルファーが「藍、引退」に思いを馳せ、コメントを寄せている。藍の記者会見は週明けの月曜日。そこで何が語れるのか。世界が見守っている。

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