そもそもティグラウンドってなんだっけ?
「ティグラウンド」とは、プレーしようとするホールの最初の1打目を打つ場所のことを指す。その場所には、ティマーカーと呼ばれるティショットの区域を示す目印があり、2つでワンセットになっている。
このティマーカーには複数の色があり、色によってプレーする距離が変わる。青いティマーカーは上級者向けの“バックティ”、赤いティマーカーは女性向けの“レディースティ”などを示し、普通のゴルフなら、白いティマーカーで示される“レギュラーティ”からプレーするのが一般的だ。
ティグラウンドに上がったら、ティマーカー同士を結ぶラインより後方、2クラブレングス以内(クラブ2本分)の範囲内にボールをセットして、第1打をプレーするのが正解。ちなみに、2クラブレングスは平均的長さ(45.5インチ)のドライバーに換算すると約2.3メートル。ティマーカーを結んだライン×2.3メートルの長方形の範囲にティアップすればいいわけだ。
また、ティマーカーを結ぶ線より前(グリーン側)にティアップしてプレーすることはできない。このまま打つと2打罰になってしまうのだ。ティマーカーの前にティアップすることを、日本では俗に「出べそ」と呼ぶ。少しでも前に飛ばそうという気持ちは分かるけれど、きちんと決められた範囲の中で打とう。ちなみにティマーカーを移動するのもNG。
というわけで、ティグラウンドとは「1打目を打つ場所」であり、打つのは「ティマーカーを結んだラインの後方2クラブレングスの範囲内」となる。初心者ゴルファーもまずこれだけは覚えておこう。
そして、念のため。ティショットを放つためには、最低限ボールとクラブ、そしてドライバーで打つならばティも必要だ。それらはすべて、あらかじめ用意し、コースに持ち込む必要がある。ボールとティはティグラウンドに用意されていないので、注意しよう。