人気モデルのシルエットに高弾道と打ちやすさが加わった!
2016年10月に発売された大人気モデル、「ツアー B X-CB」のシルエットはそのままに、高弾道と打ちやすさを加味したこちらのモデル。
クラブ設計家の松尾好員氏の実測によると、「クラブ長さは7番アイアンで実測37.0インチと標準的ですが、クラブ重量は軽量スチールシャフト仕様で実測417グラムとやや重くなっています。バランスはD2.3とやや大きめなので、クラブの振りやすさの目安となるクラブ慣性モーメントが271万g㎠とやや大きくなり、ドライバーのヘッドスピードが46m/sくらいのゴルファーがタイミング良く振れる設計となっています」
さらに松尾氏は、「ヘッドはブリヂストンのプロモデルらしくオーソドックス、かつストレートネックなので、スクェアに構えやすくなっています。そして、プロモデルとしてはソール幅が広いのが特徴ですね」と分析する。
ソールが広いので球が上がりやすくミスに強い。「やさしく飛ばせるプロモデル」
では、実際に7番アイアン・モーダス3ツアー105のSシャフトを試打してみた、お2人の感想を聞いてみよう。まず松尾氏は、「シャフトは軽量スチールながらもしっかり感がありました。ヘッドはフェース面が硬いので、X-BLADEやX-CBよりも打感が硬いですが、その分、球の弾き感が感じられます。また、重心深度が深いのでミスヒットにも強いです」とコメント。
一方の堀越良和プロは、「打ってみると軽やかな打感で、プロモデルにしてはソールが広いので球は上がりやすく、ミスに強くなっています。多少ライが悪くても球は確実に上がり、つかまりも申し分ないです。操作性は低くないですが、どちらかというとオートマチックに打てるクラブですね」とのこと。
このクラブにマッチするゴルファー像を問うと、「X-CBに比べてソールのバウンス角が小さく、ソールが広いので、ダウンブローに打つよりもインパクトゾーンをスウィープにスウィングできる人に向いています」(松尾氏)。
対する堀越プロは、「アベレージゴルファーなら、このクラブでスウィング作りができますし、アスリートであればゴルフの競技寿命が延びると思います。やさしく飛ばせるプロモデルと言えますね」と教えてくれた。
いい顔のヘッドが好きで、インパクトゾーンをスウィープにスウィングするゴルファーにとっては最適のクラブと言えるかもしれない。
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