ATTASのキュー代目。その名は……?
2017年7月4日、セガサミーカップの会場で9代目ATTASがお披露目となった。毎回ユニークなネーミングで話題となるが、今回の名称はなにか? まずはクイズ!
9代目「ATTAS」の名称はなんでしょう?
早速、正解を発表しよう。
その名はATTAS CoooL(クール)。“o”が三つあるが、間違いではない。音楽グループ「GReeeN」のようなイメージで、キュー代目とクールをかけたネーミングだ。というわけで、正解は「CoooL」!
さて、名称がわかれば次に気になるのは当然のことながら性能だ。というわけで、ツアー担当者に話を聞かせてもらった。
「先中調子で初速を上げることを狙って設計しました。手元はしっかりさせて中から先にかけて走る、アッタス史上初の先中調子の“走り系”。ボール初速を高めるというのがコンセプト。ヘッドスピードも、初速もアップできる。そんなシャフトになっています。今使っているスペックと同じか、それよりも一段階抑えたスペックを選ぶのもオススメですね」(シャフトラボ/UST Mamiya 石川峻氏)
実際、星野英正は50グラム台の5Xと40グラム台の4Xをテストしたところ、4Xが好感触。「軽さの中にもしっかり感があって、弾道も高く安定してる。インパクト付近が気持ちよく振れる」とコメントしていた。男子プロが40グラム台のシャフトを使うことはほぼないが、採用すればちょっとした話題になりそうだ。
取材を進めるうちに、このシャフトをテストしたのが永久シードの片山晋呉。片山は70グラム台の「7S」を試打。1球打って「アレ? これよさそうだ」という顔を見せたと思ったら、2球目を打ち終えると「おれの球じゃないみたい」とポツリ。
やや高弾道で、強く前に前にしっかり飛んでいく弾道で、飛距離も出ている。かなりの好感触な様子で、試合で使うかはわからないが、お気に入りの一本となったのは間違いなさそう。
60グラム台、70グラム台といったプロの定番の重量帯はもちろん、50グラム台、40グラム台といった軽量シャフトを選ぶことでヘッドスピードアップも期待できるという新しいATTAS。世界的トレンドでもあるシャフトの軽量化の波に乗り、この夏「CoooL」旋風を巻き起こす、かも。