「大東建託いい部屋ネット・レディース」で2年ぶりの8勝目を挙げた成田美寿々。4日間を通してボギーがひとつとショット・パットともに抜群の安定感を誇ったスウィングを解説。

腕の動きに無駄がなくコンパクト

テークバックから胸の正面に腕をキープしたまま、胸・背中がしっかり回ってトップに向かっています。クラブを手だけで上げるような安定性を欠く無駄な動きがまったくないコンパクトな腕の使い方です。

画像: 腕を胸の前にキープしたまま体を回してバックスウィングする、コンパクトな腕の使い方

腕を胸の前にキープしたまま体を回してバックスウィングする、コンパクトな腕の使い方

低スピン高弾道を生む緩やかなアッパー軌道

しっかりと鍛え上げられた下半身と体幹が太い軸を作り、ビハインド・ザ・ボールを守ってボールを打ち抜いている。そのため、ヘッドはボールの手前で最下点を迎え緩やかなアッパー軌道でボールを捉え大きなフォローへと振り抜かれています。

画像: 地面スレスレから長いフォローにつながる緩やかなアッパー軌道

地面スレスレから長いフォローにつながる緩やかなアッパー軌道

もう一つ、まずは左の画像を見てください。ややハンドファーストでフェース面はボールを向いていてインパクトでボールに最大限のエネルギーを伝えられる素晴らしい形ですね。右の画像を見ると体のポジションはほとんど変わっていないが、腕とクラブは進んでいます。

誤解を恐れずに言うと、ヘッドがよく振れている証拠です。体の回転とヘッドを振る動きがシンクロして大きな飛距離につながっています。振り遅れてフェースが開くミスが多いアマチュアゴルファーはしっかりとヘッドを振る意識を持つことも大切です。

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