全日本ショートコース選手権【関西大会】が7月30日(土)によみうりショートコース(兵庫県西宮)で開催された。大会前夜に降った雨の影響で前半戦はジメジメ、コースのアップダウンも重なり選手達にはタフな条件で関西の小技の頂点を争った。

ハーフターン時にアンダーパーが2名。関西人は小技が上手い!

よみうりショートコースは最短61ヤードから最長136ヤードの丘陵コース。出だしの1番73ヤードの打ち下ろしから83ヤードの打ち上げ名物ホールの18番まで、アップダウンがあるため、打ち上げ・打ち下ろしを計算しつつ、微妙な距離感を合わせられるかが勝負のカギとなった。

画像: 11番ホール110Yはやや打ち下ろしで傾斜の強いグリーンが特徴

11番ホール110Yはやや打ち下ろしで傾斜の強いグリーンが特徴

トップスタートの高橋貴亘さんと9組目でスタートした田中訓さんの2名が2アンダーでハーフターン。それをイーブンパーまでの5人が追いかける。2016年大会よりもハイレベルな展開が繰り広げられた。

画像: 昨年、関西大会を2位で通過した山下千恵子さんは、惜しくも全国大会出場を逃した

昨年、関西大会を2位で通過した山下千恵子さんは、惜しくも全国大会出場を逃した

関西ならではのアップダウンの強いコース。さらに芝目の強いコーライグリーンが選手達を苦しめる。そんな熱暑の全日本ショートコース選手権関西大会を制したのは……!

「関西の小技王」に輝いたのは……!

関西大会の優勝は田中訓さん。25・27トータル52、2アンダーで見事前半のリードを守りきり、関西大会の頂点に立った。よみうりショートコースでハンディキャップも取得している田中さんは「アプローチが良くなかったが、パットがかなり良かったですね。最長で約10ヤードのバーディパットを決めることができました」と興奮気味に語ってくれた。今大会スコア52は田中さんのコースレコードだという。

画像: 「全国決勝でもがんばります!」とメダリストの田中訓さん

「全国決勝でもがんばります!」とメダリストの田中訓さん

田中さん以下、アンダーパーは3名。予選通過はワンオーバーまでというハイレベルな結果となった関西大会。伝統的に関西出身のプロは小技の名手が多いというが、“小技の関西”を印象付けるような大会結果となった。

「夏の甲子園」の開幕まで約10日、関西の小技自慢たちの緑の上の甲子園が終わった。

画像: 上位10名が決勝進出

上位10名が決勝進出

残る予選は中部大会と中四国大会

残る予選は、9月16日(土)中部大会の長島スポーツランドと9月30日(土)・10月1日中四国大会の伊予カントリークラブの2会場となった。一度参加するとクセになるショートコース選手権。競技ゴルフ未経験でもご心配なく! 参加しております。是非、気軽にエントリーを!!

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